・ ページ22
車の運転を代わって
「サプライズ苦手だから言うね」
遥輝:ん？
「レストラン予約したからそこ行っていい？」
遥輝:マジ？
「彼氏様の誕生祭ですからね」
遥輝:…夢？
「リアル」
ほっぺを抓るといてっと反応して
ニヤける遥輝
「…なに、ニヤニヤして」
遥輝:Aが指輪つけてるの初めて見た
「…初めてだよ」
またひとつ初めてが増えた
遥輝:なんでこんな混んでんの？
「都内だから」
遥輝:…イライラする
「その分、イチャイチャできるよ」
遥輝:せやな、その考え方もあるな
Aの運転姿も貴重やし
記念にちゅーでもしとく？
「しなーい」
遥輝:せんのかいっ
車の中は常に私の曲しか流れなくて
「ライブ映像も私なの？」
遥輝:A以外の曲入ってない
「恥ずかしいんだけど…///」
遥輝:かわえーな…照れてんの？(ツンツン
「な、///」
遥輝:ホンマに好きやねん…お前のこと
「そんなに？」
遥輝:これ聞いたら…わかってくれる？
画面を操作して流れてきたのは
「これ……！！」
遥輝:あのころと変わらず手渡ししてんの
尊敬する…
「そんな前から？」
遥輝:日にちまで覚えとるで？
「…嬉しい」
遥輝:泣くなよ…泣かせたくないのに
「初めてのファン…もしかしたら遥輝かもね」
遥輝:マジ？もしそうやったら
ちょー嬉しいんやけど
「そのCD5枚しか作らなくて1枚売れて
残りはお店に買ってもらったから」
遥輝:やったら俺の事覚えてへんの？
「恥ずかしくて下向いてたから顔覚えてない
声はなんとなく」
記憶の片隅にあった声が蘇る
妙に遥輝に安心感を抱いたのは
聞いたことある声だったから？
遥輝:長話になるけど…
19の時ティナの声に一目惚れした
同い年ぐらいの子が
ライブハウスで歌っててすげーって
俺さプロ入ってから足以外に自信がなくて
「足速いね…そう言えば」
遥輝:プロの球速に全然ついていけなくて
1年でクビになんのかなとか考えて
やるせない気持ち紛らわすために
よく遊び回ってた…そんときにたまたま
ロック系の曲とそれに盛り上がってる声が聞こえて引き寄せられるように中に入ってて
そこにおる人は俺の事なんて知る人はいないから
お構い無しに叫びまくって
ストレス発散にちょうど良かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミノタ(プロフ) - 楽しく拝読させていただいています。是非パスワードを教えていただきたいです (2021年9月10日 6時) (
レス) id: 9b4ef0c1a8 (このIDを非表示/違反報告)
優乃(プロフ) - 愛さん» メッセージが送れる状況にしてもらいたいです。ログインされてますか？？ (2021年9月7日 18時) (レス) id: 3c95d94fc2 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - パスワードを送って下さい (2021年9月7日 15時) (レス) id: 81b751b85b (このIDを非表示/違反報告)
愛 - パスワードを送って下さい (2021年9月7日 15時) (レス) id: 81b751b85b (このIDを非表示/違反報告)
志帆(プロフ) - いつも楽しみにしています！2のパスワードを教えていただくことは可能でしょうか。よろしくお願いいたします！ (2019年12月3日 19時) (レス) id: 6289e5a5fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優乃
| 作成日時：2019年1月4日 3時
