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「愛梨さん、このあとの予定は？」
愛梨:このまま試合観戦よ
「…そう」
バックヤードに戻ってから
1番にさっき西川さんが貸してくれた
上着とネックウォーマーを愛梨さんが
持ってきてくれて
「これ、返さないと」
愛梨:イケメンだったね
「…そうだね」
きゅ、と抱きしめると
ふんわり…フローラルの香りがして
私の中でサイレンが鳴る
彼は引っかかってくれるのかな…
西川さんのサヨナラホームランで
試合は終了
借りたものを返すために
楽屋で待つこと30分
控えめなノック音とともに
遥輝:入っていい？
「どうぞ…」
シャワーを浴びたばっかりなのか
少し濡れてる髪
遥輝:まだ帰ってなかったんや
「これ、返したくて」
遥輝:あぁ、それな
スタッフに預けず
自分から返してくるとこ…好きやで
「助かりました、ありがとう」
遥輝:この後、なんかある？
「ホテル帰ります」
遥輝:…ご飯行かへん？
「お誘い…ですか？」
遥輝:あかん？
「んー…」
遥輝:俺だけやとまずい？
それやったら他の人も誘うけど
ドアに寄り掛かる西川さんの方に歩いて
携帯を取ろうとポケットに手を伸ばした
西川さんの手を掴んで
遥輝:ティナちゃん？
背中に手を回して背が高いから見上げて
「ご飯…2人がいい」
遥輝:な…///
「…ダメ？」
遥輝:俺は全然…えーけど
むしろ嬉しいぐらいやし
大丈夫なん？週刊誌とか
「撮られたら…その時です」
遥輝:そ…離れてや？
「嫌、って言ったら？」
遥輝:…襲うかもな
「じゃあ…嫌」
胸元に額をつけてもっと身を寄せると
背中に手が回る
遥輝:期待してえーの？
「…いいよ」
遥輝:そーやって男落としてんの？
「え？」
遥輝:純粋な子やと思ってたけど
案外違ったみたいやな
「…西川さん？」
そのまま壁に私を押し付けると
遥輝:気安く身体売らん方がえーで
と言ってちゅ、と音をたてて触れた唇
「…なんでわかったの？」
遥輝:ここ、遊んでるの見え見え
服の襟から指を入れて
とんとん、とつつくそこには1つのシルシ
遥輝:野球選手は初めて？
「…ん」
遥輝:光栄やな…1人目になれて
そう言って身体を離すと荷物を手にして
手を引かれ裏口から外に出て
西川さんの車に乗り込む
「西川さん…」
遥輝:ん？
「暖房消していい？」
遥輝:あぁ、喉？…プロやな
暖房を消してくれて自分が着てた
MA-1を膝にかけてくれる
「ありがとう」
遥輝:ん、居酒屋でいい？
「どこでも」
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ミノタ(プロフ) - 楽しく拝読させていただいています。是非パスワードを教えていただきたいです (2021年9月10日 6時) (
レス) id: 9b4ef0c1a8 (このIDを非表示/違反報告)
優乃(プロフ) - 愛さん» メッセージが送れる状況にしてもらいたいです。ログインされてますか？？ (2021年9月7日 18時) (レス) id: 3c95d94fc2 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - パスワードを送って下さい (2021年9月7日 15時) (レス) id: 81b751b85b (このIDを非表示/違反報告)
愛 - パスワードを送って下さい (2021年9月7日 15時) (レス) id: 81b751b85b (このIDを非表示/違反報告)
志帆(プロフ) - いつも楽しみにしています！2のパスワードを教えていただくことは可能でしょうか。よろしくお願いいたします！ (2019年12月3日 19時) (レス) id: 6289e5a5fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優乃
| 作成日時：2019年1月4日 3時
