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卓:A、また目の下のクマ酷いよ
「頑張ってるの、試験」
卓:休息とらんと、本番倒れるよ
「ふふ……卓とお昼寝する」
卓:試験勉強するんやなかったと?笑
「やだ、卓いるなら卓と過ごしたいもん」
卓:っ……先行っとく//
こんなこともあったな……
同じ"A"でも
記憶が無くなるだけで
こうも変わってしまうんやもんな
経験したからこそわかったこともある
今ある時間
横にいる人、大切な人との時間は
いつ壊れてもおかしくないから
その一瞬一瞬を欠けないように
守らないといけないってこと
卓:冷え性ってことくらい知っとるけん……
「…zzz」
直ぐに眠りについたAをみて
路肩に車を止めて
卓:相変わらず…手冷たか、、
首下から足元にかけてブランケットを
掛け直してシートを少し倒す
卓:また俺のこと……。
……
卓:おやすみ
ゆっくりと車線に入って目的地に向かう
「わー!」
卓:ん?
「イベントやってますよ!」
卓:クリスマスか……
本屋の前の広場でクリスマスマーケットが
繰り広げられていて
「サンタさんがいっぱいっ」
卓:見て回る?
「いいですか?」
卓:おう
ドイツのクリスマスマーケットをテーマに
雑貨や、ワイン…あらゆるものがあって
「可愛いっ」
可愛いピンを見つけては前髪にあてて
鏡を覗き込んで
卓:……似合ってるよ
「これとこれどれがいいと思いますか?」
卓:…こっち
「じゃあこれにします笑」
財布をとろうとした手を制止して
「…卓さん」
卓:よか、、気にせんといて
「大切にしますね!」
卓:タグ切ってもらったから今つけてよ
今日の服にあってる
軽く前髪を横に流してピンをとめたA
「どうですか??」
卓:ん……
「…卓さん照れると無口になる人ですか?笑」
卓:しゃあしい
「ふふ……あ、あとあのお店も見ていいですか?」
卓:いいよ
後ろ姿でもわかる、、楽しそう
見失わないように気をつけながら
後を追う……
A:卓さん!
卓:ん?
A:ミニツリー可愛くないですか??
卓:一人暮らしにはちょうどいいかもね
A:卓さん青でしたよね?
卓:なにが?
A:個人カラー?
卓:あぁ……青やね
A:遥輝はピンクだから……黄色にしよ笑
少し早めのクリスマスプレゼントですって
青の装飾を纏ったミニツリーをくれた
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優乃(プロフ) - chiimero0922さん» ありがとうございます! (2019年2月1日 23時) (レス) id: 3c95d94fc2 (このIDを非表示/違反報告)
chiimero0922(プロフ) - この小説楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2019年1月2日 22時) (レス) id: 25a2506573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優乃 | 作成日時:2018年12月3日 3時