ラピスラズリ2

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5月になり益々忙しい日々と
勇人に会えない寂しさが
肉体的にも精神的にも負担がかかってて

「っ…あ」

マネ:A？！

撮影に呼ばれて立ち上がった瞬間
胸のあたりを抑えて苦しみ出したA

「…Zzz」

マネ:…はぁ

"胃潰瘍"
仕事のペースはいつもと同じだった…
てことは…勇人くんかな

Aにとって勇人くんは
必要不可欠な存在にまでなってる…
本人は気づいてるのかわかんないけど

「マネさん？」

マネ:胃潰瘍だって…貧血も起こしてるからしばらく入院…ごめんねここまでストレスかけて

「ストレスになんて思ってないよ」

マネ:今日から絶食…点滴だけ
落ち着いたら胃カメラ飲むって

「胃カメラ…」

マネ:熱もあるし…肺にも影響してるみたいだから
寝てなさい

「うん…」


試合後
LINEを見て駆けつけた

勇人:…Aは？！

マネ:今は寝てる

勇人:結構酷いんっすか？

マネ:貧血らしいの…それが落ち着くまでは
検査できないって治療法も検査しないと
決められないって言うから

勇人:救急車って見てめっちゃびっくりした

マネ:急に胸らへん抑えて倒れたから…

勇人:中入っていいっすか？

マネ:えぇ…事務所に報告の電話してくるから

勇人:俺、見てます

マネ:ありがとう

中に入れば沢山の管に繋がれたA
顔も赤くて苦しそう

勇人:A…

手を握ると

「んっ…」

勇人:A、起きた？

「勇人…？」

勇人:大丈夫か？

「ん…」

身体を起こしてあげると手を広げるA

「抱きしめて…」

ベッドサイドに座って抱きしめる

「死ぬかと…思った笑」

勇人:笑い事ちゃうからな…！

「帰りたい…」

勇人:入院やで

「勇人の腕の中がいい」

勇人:はよ治して家帰ってこい
いくらでも抱きしめて寝るから

「明日から移動なのにごめんね、心配かけて」

勇人:えーよ

熱上がったな…多分
額に手をやると…熱い

「ん？」

勇人:マネさん戻ってくるまではおるから横になり…

「やっ…そばにいて」

勇人:しんどくなるで

強制的に横にして代わりに手を握る


マネ:ごめんね時間かかっ …笑

2人:zzz

マネ:勇人くん、身体痛めるよ

勇人:っ…あ

マネ:明日から移動なのよね？そろそろ帰った方が

勇人:検査分かったら報告お願いします

マネ:うん

勇人:顔出せるときは来ます…！

「…勇人、帰るの？」

勇人:ゴメンな

おでこにキスして帰っていった

マネ:ほんとに付き合ってるの？笑

「んー、内緒！笑」

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