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母:色んな治療法を試して抗がん剤投与して
毎日苦しんでそれでも弱音は一切吐かなかったわ
子供の前でも私の前でも
けど…あなたの試合を見てる時はいつも泣いてた
勇人:どうしてもっと早く
母:梨花が頑なに拒んだの
こんな姿見せたくないって
勇人:Aに…会いたいんですけど
母:あの手紙送るんじゃなかった…
貴方のお父さんと約束したのあわせないって
勇人:でも梨花は言いたかったから
俺に手紙残したんやないんですか？
言いたくないっすけどA育てるお金
あるんですか？
元々母子家庭で
梨花の治療費もかかったやろうし
Aを成人させるまで働けるかって
確率は限りなく低いはず…
母:…
勇人:お金渡しますから…毎月
母:そんな事…待って！
勇人:？
母:今から迎えにいくの…一緒に行きましょう
勇人:でも
母:ホントは梨花もAにあわせたかったはずよ
案内された場所は託児所で
遠目からやけど…すぐに分かった
少し色素の薄い髪の毛
クリっとした目
母:A？勇人君っていってママのお友達よ
A:ぱぁ？
母:え？！
A:んっ
おろしてとじたばたして
おばさんの抱っこから降りると
俺のとこに駆け寄ってくるA
でもまだ走れてないけど
目線を合わせるようにしゃがむと
A:ニコッ
勇人:A？俺は勇人って言うねん
よろしくな？
A:ん…(ぎゅっ
泣きながら手を掴んでくるから
その小さな手を握ってだきしめる
チラッと見えた
おばさんは諦めたように頷いてるから
勇人:Aのパパやで
寂しかったよな…ママと離れ離れになって
言葉はわからんけど多分Aは
俺が父親ってわかってるんやろうな
泣き疲れて眠ってしまった
Aを抱っこして
家に戻る
母:まさか知ってたとは
勇人:毎日来ていいですか？
母:えぇ…
勇人:今日のとこは帰ります
母:待って…あの子起きたらきっと泣くから
側にいてあげて
勇人:…はい
布団に横になってるAのお腹をぽんぽんしながら
いろんなことを考えた
おれが梨花の代わりにこの子のそばにいて
あげるべきなのか…そのままおばさんに預けるのか
関係ないとそう思おうと思ってた
いくら俺の子でも俺には野球が1番で
でもこの子の笑顔が見たい
そばにいたい…この気持ちの方が強かった
ラッキーカラー
あずきいろ
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優乃(プロフ) - みぃさん» 全然気づかなかったです笑 多分寝ぼけてました…！書き直しときますね (2018年9月20日 18時) (
レス) id: 3c95d94fc2 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 娘さんの誕生日が12/15なので勇人の方が誕生日1日早いはずなので39話の展開ずれがあると思います。勇人さん12/14なのでこのお話大好きなので続きも楽しみにしています。 (2018年9月20日 1時) (レス) id: a1341d807f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優乃
| 作成日時：2018年7月6日 1時
