せんぱい (ページ8)

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「なんか言えよ」

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A「先輩達悲しいですね」

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「は？」

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A「だってあたしみたいな人に先輩が構ってるっていう現実を受け止めきれないからこんな事してるんでしょ？こんなことしても先輩があたしに構ってるっていう事は変わらないです。

こんな事に否定し続けるのは時間の無駄ではないでしょうか？」

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て ... あれ？

あたしすっごい的外れな事言ってる？

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「お ... お前 1年のくせに調子乗ってんじゃ ... 」

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樹「調子乗ってる？それってお前らのことじゃね？」

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「じゅ ... 樹 ... ！」

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先輩はあたしの方に目を向ける

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樹「わるい。俺のせいで」

そう言ってあたしの頭をポンと撫でる

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その瞬間安心かぶわっと涙が出てくる

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A「せ ... 先輩 ... ！あたし、ガツガツしてて怖いですか ... (泣) 」

あたしはうぅ゛... と大泣きしながら
先輩に問いかける

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樹「ばか (笑) んな事思った事ねぇよ (笑)」

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そんな先輩大好きな笑顔を見て思う

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A「別にまだ ... 」

樹「？」

A「あたし別にまだ、先輩に告りたいとかそういう事思ってなくて、ただ知りたくて先輩の事。」

樹「 ... ん、」

A「好きなタイプとか、好きな食べ物とか、好きなスポーツとか、住んでる駅とか、 ... ただ知りたくて。」

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すると先輩の手が頭から頬へ

あたしの頬を撫でる

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樹「 ... それ、俺も同じだわ。」

A「え？」

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樹「付き合うか、俺ら」

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あたしは今

夢を見てるんでしょうか

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