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「あ、あのー…マジで理解が追い付かないんだけど…」
「ほら、悟がバカだから混乱しちゃったじゃん」
「マジで怒るよコウ」
「キャー怖ーい」
キャピっとコウがいかにもぶりっ子なポーズをして上目遣いをする。
長い睫毛を震わせてパチパチ瞬きをする彼女に五条がゔっと呻き声を上げた。
「ムカつくけどカワイイ…」
「へっ、チョロ」
頭グリグリから解放されたコウと悶える五条を虎杖は困惑して交互に見つめる。
「你没教他魔法吗?」
「そうだよ。オマエのせいでめっちゃ話それたんだからね」
「それはごめん」
「えっ?なんて?」
またもや困惑している虎杖を置いて、五条が話し始める。
「さて、話を戻そうか。今悠仁が覚えるべきは呪力のコントロール。そして呪術に関する最低限の知識だね」
「どうしたの?」
ニッコニコで五条の話を聞く虎杖にコウが尋ねる。
「いや、やっぱ修業つけてもらうなら五条先生がいいと思ってたから嬉しくて」
すると五条とコウがコソコソと話し始める。
「この子イイコ。詐欺に引っ掛かるタイプ」
「それはそうなんだけど、コウはそういう評価しかできないの?」
そんな二人に構わず、虎杖は話し続ける。
「俺は弱くて誰も助けらんなかった。それどころか伏黒を殺しかけた。今のままじゃアイツらに顔向けできねぇよ」
先日死んだ時のことを思い出し、虎杖は五条を真っ直ぐに見つめる。
「強くなりたい。『最強』を教えてくれ」
「フッフッ。お目が高い」
「先生自分で最強って言ってたけどね」
「なになに?恵と殺し合いするほど喧嘩したの?ウケる」
「「違うよ」」
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シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします! (2022年4月9日 23時) (レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした。◕‿◕。 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シバ | 作成日時:2022年3月27日 1時