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「何故高専に呪霊がいる?帳も誰のものだ?」


「多分その呪霊と組んでる呪詛師のものです」


「ゲホッ」


「?何か知っているのか?」


「以前五条先生を襲った特級呪霊だと思います。容姿も報告と近い」


「私アイツとそん時会ったよ」


「アンタはなんでそういうこと早く言わねぇんだ」



目の前の特級呪霊に警戒する三人とは対照的に、いつものようにケロッとしたコウが平然と述べる。



「ツナマヨ」


「そうですね。五条先生に連絡しましょう」


「ちょっ…と待て。君は彼が何を言っているのか分かるのか?」


「今はそんなことどうでもいいでしょ。相手は『領域』を使うかもしれません」


「そんときゃ私が何とかするよ?」


「寝言は寝て言ってください。とにかく距離を取って五条先生のところまで______」



そう言って伏黒が五条に電話をかけようとした時、背後に回った特級呪霊がスマホをはじく。



「あらら〜」


「《動くな》」



狗巻の呪言で動きを止めた隙に距離を取り、伏黒と加茂が各々の攻撃を仕掛ける。

だがどの攻撃も華麗にいなされてしまい、ダメージすら与えられなかった。

とは言っても、相変わらずコウは警戒も攻撃も何もしない。



「先輩!流石に今はやる気出してくださいよ」


「それは相手の強さと本気度によるかな」



距離を保ち、再び攻撃しようとした時、脳に直接語り掛けるかのような嫌な声が響く。



【やめなさい。愚かな児等よ】



言葉では何を言っているのか全く分からないのに、何故か意味は理解できてしまう。

気持ち悪い感覚だ。



【私はただ、この星を守りたいだけだ】


「呪いの戯言だ。耳を貸すな」


「低級呪霊のソレとはレベルが違いますよ」


【私が欲するのは、人間のいない”時間”。存在が赦されるのは全てを可能にし(・・・・・・・)全てを不可能にする(・・・・・・・・・)”悪魔”だけだ。

死して賢者となりなさい】

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シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします! (2022年4月9日 23時) (レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした。◕‿◕。 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シバ | 作成日時:2022年3月27日 1時

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