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五条side
「フフフ。面白い子じゃないか。さっさと二級にでも上げてやればいいのに」
カラスの目を通してモニターに映された真希の戦いぶりを見て、冥さんが感嘆を漏らす。
「僕もそう思ってるんだけどさー。禪院家が邪魔してるくさいんだよね。素直に手の平返して認めてやりゃいいのにさ」
「フフッ。金以外のしがらみは理解できないな」
「相変わらずの守銭奴ね」
それよりも僕が気になってるのはこっち。
「それよりさっきからよく悠仁周りの映像切れるね」
「動物は気まぐれだからね。視覚を共有するのは疲れるし」
「えー本当かなぁ。ぶっちゃけ冥さんってどっち側？」
ちらりと僕の後ろに座る彼女を覗き込む。
「どっち？私は金の味方だよ。金に換えられないモノに価値はないからね。なにせ金に換えられないんだから」
この言葉だけで十分わかる。
「いくら積んだんだか」
わざと
嫌になるよ、ホント。
何を企んでるのか知らないけど、もう簡単にどうこうされる悠仁じゃないんだよ。
すると呪霊と対になっている呪符が一枚赤く燃える。
「おっ、動いたね」
さっきの最初の一枚は青い炎。
今のは赤だったから東京側。
つっても皆呪霊よりも人を相手にしてるからか、とにかくゲームが進まない。
「１対１かぁ。皆ゲームに興味なさ過ぎない？」
「なんで仲良くできないのかしら」
「歌姫に似たんでしょ」
「私はアンタだけよ」
別のモニターには木の上で呑気に寝ているコウの姿がバッチリ映っている。
アイツは冥さんの術式を知ってるはずだから、
「コウも相変わらずだし」
でもアイツがどうしてあれ程やる気が出ないのかは、僕が一番よく知っている。
コウは中途半端に力を使うのが大嫌いだ。
だから彼女は力を抑えなければいけない時は、とことんサボって別のことをする。
「……弱い奴らの相手をするのは疲れるよね、ホント」
「はぁ？何の話よ」
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シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします！ (2022年4月9日 23時) (
レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした｡◕‿◕｡ 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シバ | 作成日時：2022年3月27日 1時
