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「そして東京校の皆にはコチラ！」
「ハイテンションな大人って不気味ね」
五条が東京校の方に台車の上の大きな箱を向けると、中から勢いよく何かが飛び出てくる。
「故人の虎杖悠仁君でぇーっす！！」
「はい！おっぱっぴー！！」
感動の再会に、虎杖は期待を込めて伏黒と釘崎を見る。
(えっ…えーーーー！？全っ然！嬉しそうじゃない！
京都の人らは…お土産に夢中ーーー！！)
冷や汗をかき固まったままの虎杖を見て楽巖寺が目を見開く。
「宿儺の器！？どういうことだ…」
「楽巖寺学長ー！いやー良かった良かった。びっくりして死んじゃったらどうしようかと心配しましたよ」
無駄に高い背を屈めて、五条が楽巖寺に目線を合わせる。
楽巖寺の額に青筋が浮かんだ。
「糞餓鬼が」
一方、固まったままの虎杖に近付いた釘崎が、足で虎杖が入った箱を蹴る。
「おい」
「あ、はい」
「何か言うことあんだろ」
「え」
驚いて釘崎を見ると、目の端がほんの少しだけ濡れていた。
「黙っててすんませんでした…」
こうしてなんだかんだ虎杖が合流したのである。
「あのぉ〜これは…見方によってはとてもハードなイジメなのでは…」
「うるせぇ。しばらくそうしてろ」
遺影の額縁を持たされた虎杖が思わず不満を溢す。
自分が悪いと分かっていても、初対面の二年生もいる前でいつまでもこうしていることは流石に気が引けた。
「まぁまぁ、事情は説明されたろ。許してやれって」
「喋った！？」
「しゃけしゃけ」
「なんて？」
喋るパンダに謎の言葉を話す人。
コウを相手にする時とは別の意味で、虎杖は理解が追いつかない。
「狗巻先輩は呪言師だ。言霊の増幅・強制の術式だからな。安全を考慮して語彙絞ってんだ」
「『死ね』っつったら相手死ぬってこと？最強じゃん」
「そんな便利なもんじゃないさ。実力差でケースバイケースだけどな。強い言霊を使えばデカい反動が来るし、最悪自分に返ってくる。語彙絞るのは棘自身を守るためでもあんのさ」
「ふーん。で、先輩は何で喋れんの？」
「他人の術式をペラペラと…」
「いいんだよ。棘のはそういう次元じゃねーから。んなことより、悠仁」
真希が虎杖の前に進み出て彼を見下ろす。
「屠坐魔返せよ」
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シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします！ (2022年4月9日 23時) (
レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした｡◕‿◕｡ 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シバ | 作成日時：2022年3月27日 1時
