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「なっ、なんで皆手ぶらなのー！？」
集合場所にスーツケースと観光雑誌の入った鞄を手に持ってやって来た釘崎が声を上げる。
「オマエこそなんだその荷物は」
「何って…これから京都でしょ？」
「「「？」」」
「京都で姉妹校交流会…」
「京都の姉妹校と交流会だ。東京で」
パンダの説明を聞いて大袈裟なほどに絶望する釘崎。
「どうりで最近会話が成り立たないわけだ」
「ですね」
伏黒と真希が呆れて見ていると、コウが釘崎の肩を抱き寄せる。
「よし！じゃあ野薔薇、このまま私と京都行こう？交流会なんて放っておいてさ。私いいとこいっぱい知ってるよー？四条とか嵐山とか鞍馬とか_____」
「何言ってるのよコウ先輩」
「オマエはいい加減諦めろ」
割とガチな顔で言うコウを真希がベリっと釘崎から引き剥がす。
「去年勝った方の学校でやんだよ」
「勝ってんじゃねーよ！」
「俺らは出てねーよ。去年は人数合わせで憂太とコウが参加したんだ」
「『里香』の解呪前だっただったからな。圧勝だったらしいぞ。コウもいたしな」
「私は何もしてないよ。その時河原町に観光行ってたもん。抹茶ティラミス美味しかった」
「「マジかよ、オマエ…」」
「「………」」
平然と述べるコウに全員呆れた視線を送る。
だが本人は全く悪びれる様子もない。
するとタイミングよく足音が聞こえてくる。
「来たぜ」
一行が視線をコウから足音の方に移す。
「あら、お出迎え？気色悪い」
「乙骨いねぇじゃん」
個性溢れる京都校の到着だ。
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シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします！ (2022年4月9日 23時) (
レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした｡◕‿◕｡ 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シバ | 作成日時：2022年3月27日 1時
