16 ページ18
ごく普通のマンションの一室の扉を、五条袈裟の男がゆっくりと開く。
扉を抜けたその先は不思議なことに青く輝く海と、南国を思わせる砂浜が広がっていた。
「随分と穏やかな領域だね」
「漏瑚はどうした、夏油」
「瀕死。花御が助けに入ったから多分大丈夫じゃないかな」
「無責任だな。君が焚きつけたんだろ」
「とんでもない。私は止めたんだよ」
すると再び扉が開く。
「噂をすれば」
漏瑚の首を持った花御が帰ってきたのだ。
「花御、漏瑚、無事で何より」
「どこをどう見て言っている!」
「それで済んだだけマシだろ」
まるでこうなることが分かっていたかのような夏油の言葉に漏瑚は思い切り睨みつけるが、本人は知らんぷりする。
「これで分かったと思うけど、五条悟は然るべき時、然るべき場所、こちらのアドバンテージを確立した上で封印に臨む。決行は10月31日渋谷。詳細は追って連絡するよ。いいね、真人」
「異論ないよ。狡猾にいこう。呪いらしく、人間らしく」
86人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします! (2022年4月9日 23時) (レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした。◕‿◕。 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シバ | 作成日時:2022年3月27日 1時