検索窓
今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:39,811 hit

13 ページ15

次の映画が終盤に差し掛かった頃、虎杖の隣で爆睡をかましていたコウは気配を感じて目を開く。

隣の彼は画面に夢中だ。



「悠仁」



突然声をかけられたことで虎杖の肩がビクリと跳ねる。



「五条先生!?用事は!?」


「出かけるよ」


「えぇ!?」



絡まれると面倒なのでコウは狸寝入りを決め込む。



「てかコウ、起きてるでしょ。いい加減自主練行きなさい」


「やだね」


「じゃ、選んで。自主練か課外学習」


「「課外学習ぅ?」」


「そ。呪術戦の頂点、『領域展開』について教えてあげる」



















「ごめんごめん。待った?」


「どこ!?ねぇここどこ!?」


「悠仁うるさい」



虎杖とコウを抱えた五条が漏瑚の前に現れる。



「!!ソイツは」


「見学の虎杖悠仁君とコウちゃんです」


「富士山!頭、富士山!」


「悠仁、很吵(うるさい)


「先生、俺達10秒くらい前まで高専にいたよね」


「んートんだの」


(あ、説明する気ないな)



呑気に五条の隣でキョロキョロ辺りを見渡す虎杖とコウを漏瑚がじっと見つめる。



(宿儺の器…やはり生きていたか。今後のために虎杖は殺せん。小娘は何だ?呪力量からして例の”悪魔”ではないな…)



以前、縫い目の男______夏油が言っていたことを思い出し、五条に探りを入れる。



「なんだそのガキ共は。盾か?」


「盾?違う違う。言ったでしょ、見学だって。今この子に色々教えてる最中でね。片方はついでだけど。ま、君は気にせず戦ってよ」


「自ら足手纏いを連れてくるとは。愚かだな」


「大丈夫でしょ。だって君、弱いもん」



嘲笑うかのように五条が平然と述べる。

すると予想通り、漏瑚の怒りが爆発した。



「舐めるなよ小童が!!そのニヤケ面ごと飲み込んでくれるわ!!」

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 伏黒恵
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします! (2022年4月9日 23時) (レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした。◕‿◕。 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シバ | 作成日時:2022年3月27日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。