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人や車が行き交う街中から少しだけ離れた路地裏。

たまたま通りかかったそこで僕は小さな少女に出会った。





ボサボサの髪に、ボロボロの服。

汚れたダボダボのTシャツから覗く手足は骨が浮き出るほど細かった。




でも驚くべきはその見た目ではなく、彼女の中に眠る呪力。

サングラスで隔たれていても六眼に映ってしまう、彼女の中の怪物。



いや、怪物が眠っているんじゃない。

彼女自身が怪物なのか。



「你是谁?」



上目遣いで僕を見つめる少女。

長く伸びきった前髪の間から覗く瞳は、恐ろしいほど透き通っていて。

細くボロボロの身なりとは対極だった。



「君、どこから来たの?」


「?」



日本語が分からないのか。

それとも自分がどこから来たのかも分からないのか。



「僕のところにおいでよ」



そう言って手を差し出す。



「好玩吗?」



僕が差し出した手を数秒見つめた後、彼女はそう言った。

思わず僕は声を上げて笑ってしまった。



「??」



突然笑い出した僕を少女は訝しげに見つめる。



「ごめんごめん。君、中々だね。いいよ。ちゃんと期待に応えてあげる」



そう言うと、彼女は僕の手を取って嬉しそうに笑った。

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シバ(プロフ) - 春光さん» ありがとうございます‼︎めちゃくちゃ嬉しいです😭拙い内容かもしれませんがこれからもよろしくお願いします! (2022年4月9日 23時) (レス) id: 23e6976bb8 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 私的に凄い好きな物語でした。◕‿◕。 後編、楽しみです。更新頑張ってください!! (2022年4月3日 15時) (レス) @page49 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シバ | 作成日時:2022年3月27日 1時

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