59 ページ14
コウのあの異常な能力の原因は、彼女の心臓だ。
コウの心臓は、彼女の生まれながらのものじゃない。
恐らく呪物を移植されたような状態だ。
つまり彼女は今、半分受肉しているような感じ。
いつコウに
受肉したらどうなってしまうのかだって分からない。
いつだったか、コウが言っていた。
『
きっとこれは本心だ。
コウは自分の中の得体の知れない”何か”を、自分自身と信じてやまない。
だけど、それが違ったら？
受肉して、コウとしての人格が失われてしまったら？
だから僕は今までずっと、コウの傍に居続けたんだ。
何かあった時に、コウを殺せるように。
僕の六眼にはしっかりと映っている。
コウの中の”何か”がどんどん大きくなっていること。
コウ自身も自分で分かっているのかもしれない。
だから、僕にこんな約束をしてきたんだろう。
『いつか私が私でなくなる時が来たときは、私を自由にしてほしい』
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←58
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緋雪(プロフ) - 着手するかはわからないのですが、発想がめちゃくちゃ面白いと思いました、、！ (6月4日 1時) (
レス) id: 44bf006712 (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます！！ (2022年8月12日 17時) (レス) id: 2aa5ee0a9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シバ | 作成日時：2022年4月9日 23時
