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遺書1 ページ20
ごめんなさい。
私はずっと騙していたの。
私の個性は心を読むことではありませんでした。
本当は、心を読み、尚且つ記憶の操作、譲渡まで行うことができました。
そしてもう一つ、私には個性がありました。【喰種】という個性です。
この個性によって私は人以外の食べ物から栄養を得ることが出来なくなりました。
人以外を幾ら食べてもお腹が満たされることはありません。
不思議なことに一ヶ月ほどは何も食べなくても大丈夫でしたが、そこからは酷い飢餓状態になり、見境なく人を食べてしまいそうになる事も沢山ありました。
そのたびに何度も死のうと思った。
けれど、出来なかったの。
少しでも多くイズクと一緒に居たかった。
皆と一緒に居たかった。
幸せになれるはずなんてないのに、それでも偽りの幸せがいつか本当になるんじゃないかって思ってしまった。
皆で笑ってる時間が大好きだったの。
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akua(プロフ) - コメントありがとうございます。ラストまで読んでいただいて嬉しいです。きっと来世で彼女は普通の人として幸せになっているはずです。 (2019年4月29日 23時) (
レス) id: 9558b5da00 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - ラストの方、何度も読んでしまいました。彼女は来世で幸せになっていて欲しいです。 (2019年4月29日 20時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akua | 作成日時：2018年4月23日 22時
