10こ ページ11
『さーて、ドキドキ！誕生日プレゼント探しの始まり〜』
「あはは…」
急いで準備したから疲れた。
忘れていた僕が悪いんだけど、それにしても彼女のこのテンションについていくのは大変だ。
「誰のプレゼント買うの？」
『とりあえず切島くんと峰田くんかなぁ
あ、でも次いつ買い物出来るか分かんないからなー。相澤先生と常闇くん、お茶子ちゃんのも買っとく！』
「すごい人数だね…。とりあえず上からまわって行こうか」
『そうだね！』
3階建てのショッピングモールなので、最上階までは直ぐにつく。
ただ、横に広いため少々時間はかかるが。
エスカレーターで登りながら見えるお店は思いの外たくさんあって、「僕も買っておこうかな」と思い始めた。
『わーお店いっぱいある〜迷う〜』
3階は主に雑貨が沢山売っているので、プレゼント選びには最適だ。
大はしゃぎするAちゃんを落ち着かせながら、最初は女の子の好きそうな小物が売っているお店に入った。
麗日さんのプレゼントは、同性ということもありすぐに決まったようだ。
気づいたらレジに並んでいた。
『おまたせー』
買ったばかりの袋を振り回してるけど中身は大丈夫なのかな、なんて心配になる。
「思ったより早くて驚いたよ」
『お茶子ちゃんだからね。でもこっからが長いよー。男子の分かんないもん。だから手伝ってね』
僕を連れてきたのはそういうことか。
これから買い物という長い戦いが始まるんだなぁ、なんて遠い目をした。
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akua(プロフ) - コメントありがとうございます。ラストまで読んでいただいて嬉しいです。きっと来世で彼女は普通の人として幸せになっているはずです。 (2019年4月29日 23時) (
レス) id: 9558b5da00 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - ラストの方、何度も読んでしまいました。彼女は来世で幸せになっていて欲しいです。 (2019年4月29日 20時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akua | 作成日時：2018年4月23日 22時
