塩キャラメル系女子 （ jw ） ２

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ジャニー［ は〜い、もしもし？ ］


『 私です、篠原です 』


ジャニー［ おお、Youか。どうしたんだ？ ］


『 あの、ジャニーズって女の子おらんって聞いたんですけど 』


ジャニー［ え？うん。 ］


『 う、うんって！ 聞いてへん…です！ 』


ジャニー［ 言ってないからね〜。


あ、嫌になっちゃった？怖くなっちゃった？ ］


『 …え？ 』


ジャニー［ やっぱりやめとく？ ジャニーズ。 ］






電話越しからでもわかる、わたしを試すような声




なんや、それ。





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『 ……やります。 やってみせます。 』


ジャニー［ うん、そう言うと思ったよ。 じゃ、頑張ってね〜 ］





そして一方的に切られた電話



この人、やっぱめっちゃ自由な人なんやな




気が付くと、重岡さんが私を怪訝そうな目で見ていた






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『 ……今日からここでお世話になります。 』


重岡「 …は？ 」


『 よろしくお願いします 』




頭を下げていたので、表情はよくわからなかったけど、小さなため息をついて私から離れていく重岡さん





当たり前や。 こんな子供、しかも女が入所するなんて。



いい気をする人はおらんやろ



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ふと、時計を見ると、集合時間が迫っていたので

結局何も買わず、指定された場所へと向かった






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ひとりひとりの自己紹介タイム

やっぱり、ここにいる私以外は全員男の人やった





『 …篠原A、年は10歳です。…よろしく、お願いします 』





それまで拍手やったのが、私の番になるとざわざわとした声に変わる




ふと重岡さんと目が合うも、すぐに逸らされてしまった




…気にしない。気にしない。






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