塩キャラメル系女子 （ jw ） ２

# ページ34

.

Side,中間

.





神山「 Aっ、！ 」


重岡「 神ちゃん！ 遅いって！！ 」





バン、と勢い良く開いたドアから、息を切らしながら入ってきた神ちゃん





神山「 さっき、風磨に会った 」


『 っ、 』


小瀧「 風磨、？ 」


神山「 全部聞いてん。 ……さっき、アンチの人に殴られそうなったって、 」


桐山「 は…？！ 」






.




なんや、それ



殴られそうにって、なんで。






なんで、言わへんかってん






.





『 ……水、ありがと神ちゃん 』


中間「 Aっ…！ 」


『 大丈夫、もう、治まってきたから 』





俺らの止める声も聞かずに、神ちゃんの手からペットボトルを奪い取って、水を飲むA






タイミング悪く、楽屋にスタッフさんもやってきた






.






「 ジャニーズWESTさん、スタンバイお願いします 」


『 あ、はい！ …行こかみんな 』


重岡「 待てって！ ……行かせられるわけ、無いやろ 」


濱田「 A… 」






こうなったこいつを引き止められる術があるわけない



そんなことはみんなわかってんねん







『 ………休まへんよ、何があっても 』



くるりと、俺らに背を向けてドアノブに手をかける






『 やけど、もし……私に気ぃ遣って、もし、手抜いたりしたら



ほんまに、許さんから 』





顔は見えへんけど、きつく握りしめられた拳からわかる、Aの思い







.






Aが先に出て行ったあと




俺らは何があってもAを守ろうって、






そう決意して楽屋を出た

#→←# 頼ってほしい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す