42話 仲良し ページ3
「本日の古文では…」
聞き飽きた授業。
日本一であろう雄英の授業も意外と普通で、聞き飽きてしまった。
流石に寝るのはマズいと思い、窓の外を眺めると、
すうっと風が鼻腔をくすぐる。
一見気持ち良さそうな風。だけど、すっとある匂いが俺の鼻腔を撫でる。
鉄の匂い。
血の、匂いだ。
何がこの風を運んでくる？
元を辿ろうと思ったが、
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ ｺｰﾝｶｰﾝｷｰﾝｺ-ﾝ
丁度よくチャイムが鳴ってしまった。
麗日「デクくん！一緒にお昼食べよ！」
飯田「ムッ！麗日くんも緑谷くんを誘っていたのか！出来れば俺もご一緒したいんだがな…」
…そんな暇も与えてくれないか。
「良いよ、皆で食べようよ！」
「あ、もう1人誘っても良い？」
飯田「ああ、構わないが…」
折角だから、夕陽…夕闇。アイツを誘おう。
アイツのことを全部信じろって言われても信じれねぇけど、怪しいやつじゃなさそうだしな…
「夕闇さん、飯、一緒に行かない？」
夕闇「あら、緑谷くんから話しかけてくるのは珍しいわね。まあ、良いわよ。お二人さんも大丈夫かしら？」
麗日「大丈夫だよー！むしろ大歓迎！」
飯田「俺も大丈夫だ。」
やっぱ夕闇って良くわかんない。
この前のことも、今のことも。
ま、気にしてても仕方ねぇか。
食堂に向かう途中、俺らは色々な話をした。
夕闇「そう言えば皆さんって何故雄英に入りたいと思ったの？｣
面白そうだったから。そう言ったら怒られるかな…
麗日「うちは…父ちゃんたちを楽にさせたかったからかな…」
飯田「ぼ…俺は、憧れるヒーローのようになりたかったからだ。」
「え？俺か…。俺は、ヒーローってどんな風になるのか知りたかったからかな？」
夕闇「本音は？」
「他んとこより雄英の方が面白そうだったからだね。」
バレるよな。
まあ、聞いた本人はエンジョイしたかったからっていう理由みたいだけど。
他にも、飯田が坊ちゃんだったと自白をした。
何となく雰囲気がそうだったし、意外ではなかったが、自白したことには驚いた。
麗日「あー！お腹空いたー！」
「ランチコックさんの料理って美味しいもんね笑」
ランチコックさんの料理はホントに美味しいと思う。
食べる人に合ったメニューの作り方というのが正しいのだろうか。料理の味がすっと口の中に入ってくる。
今日も皆で昼メシを食べようとしたとき、
ふと背筋が凍った。
誰かの殺気。
気づいた時には遅かった。
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ハムぴょん - ヤバイヤバイ！急展開！！続きがチョーーーー気になる！更新頑張ってください (2018年11月20日 20時) (
レス) id: e2495abf65 (このIDを非表示/違反報告)
ハムぴょん - まだ見てます！最新楽しみにしてます！初めてこんないい作品に... (2018年11月18日 19時) (レス) id: e2495abf65 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 弟嫌い伏線からの戦闘…!!熱い展開になってきましたね！罠用の糸がどう活躍するのか楽しみです (2018年6月19日 16時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rio | 作成日時：2018年3月24日 21時
