キミヲオモウ【メリオダス】 (ページ2)

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2話目｡ページ2

目を覚ますと、私はベッドの上にいた｡

私は、確か、聖騎士と戦って______________

‘‘A！！”

え？

今のは誰？

嗚呼、また頭が痛くなってきた。

カチャ

ドアの開く音がした。

開いた方を見ると

「マー、リン？」

「ああ、私だ。さすがに私のことは覚えているか。」

マーリンは言った。

「何言ってんの？覚えてるに決まってるじゃない。マーリンにゴウセル、キング、バン、エリー、ホーク______________ 」

あれ？まだだれかいた気がするんだけど……

私が頭を抱えていると、

「やはり団長殿の事は覚えていないか…
最善を尽くしたのだが……。」

マーリンがボソッと何か言った。

「え？なあに？」

「何でもない。まだ体も完全ではないようだし、今はいいからゆっくり休んでおけ。」

マーリンはそう言って出て行った。

その時、私の頭の中には。

思い出せそうで思い出せない、誰かがずっといた。

その人のことを考えると、懐かしいような気持ちになって、涙が出てきた。

でも、誰だか分からない。

嗚呼、思い出せない＿＿＿＿＿＿

私の記憶の中に存在する、

あなたは、誰？