8話 それはきっと愛しくて ページ8
⋆͛✩*॰¨̮
『ほんまにオレがきてよかったん？』
「ﾌﾞｯﾊ お前誘拐された側やんｯ」
手配された部屋は広くて整理整頓もされて………ん？
『これ、だれか住んでるんやない？こんな上の階やし、オレもっとギトギトの地下でも…』
「なぁーに言うてるんですかAくん、僕の補佐やねんから同じ部屋に住んでもらわなあかんやろ？」
そう言ってゾムは椅子に腰掛けて愛用のナイフを磨き始めた
『……はえー…』
オレ、女の子じゃないし、そんなものか、
Aは自己解釈して大人しく部屋に入った、ごちゃごちゃしていると予想していた部屋とは違って清潔感漂うというか…
『(……ケッペキショウ？)』
以外だ。すごく以外。ホントはオレもここに入れたくないんじゃないかとか余計な心配までしてしまう
『あ、のさ、オレもうお前の首とかねらってないからちがう部屋でもええんよ？』
おずおず そんな言葉が似合う言い方
「ふぅーん。そんなに俺と一緒が気に入らんか？」
磨いていたナイフから顔を上げて不安げな瞳でA
を見た
ゾムは少し心配だった。無理矢理連れてきたのは自分だがあまりにも単純な理由でここまで来てしまったし、なによりAの雇い主のことを全く考えていなかった
本当は、自分から今すぐ離れて帰りたいのではないか
『……なんかよけいなこと考えてるやろ』
ス、と音もなくゾムの顔の横には鋭いナイフが突きつけられた
『前言撤回。オレはこの国の役に立ちたい。オレは今すぐにでもおまえと戦ってみたい。
たのしくなかったら、つよくなかったら
この首すぐに裂いちゃうね』
お互い余計なことを考えるのはやめよう。
ちゃんと了承しているし、楽しみでもあるんだ
今はただ、黒く染まった画用紙に
いろんな色が混ざった宇宙のような色を
その紙に、描いていこうか
「ｯﾌﾌﾌｯﾊﾊﾊｯやっぱり拾ってきて正解ですわぁｯ」
鍛錬場行こうや、お前の求めてるやつ
この国には腐るほどあるからさ
(ちゃんとあの子の部屋用意出来たんですけどねー)
(まぁいいじゃないかトン氏、ゾムがあそこまで言ったんだから)
《 ( ｯ俺が、面倒見る ) 》
(珍しいこともあるもんですなぁ…)
(そうですなぁ…)
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春千瑠 - 哀しいなぁ (2023年3月16日 13時) (
レス) @page50 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2022年12月17日 16時) (レス) @page50 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
グロウ(プロフ) - 更新，待ってますね。主様のペースで頑張ってください。 (2022年5月7日 23時) (レス) id: c8247b5933 (このIDを非表示/違反報告)
グロウ(プロフ) - 更新ありがとうございます，久しぶりに見に来たら更新されていて嬉しいです！ (2021年6月24日 23時) (レス) id: c8247b5933 (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - この夢主君は凄く純粋で、優しくて、人を○すのは悪い事なのかは分かりません。ただ法律で禁止されているから、人を○すのは狂ってるなんておかしいのかなって思いました。善意でやったことが人に恐れられて凄く辛いんだろうなとも勝手な想像をしてしまいました… (2021年5月22日 3時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
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