【番外編】悪夢と血液 ページ42
××
ﾊﾞﾝｯ!!!
ut「ｯびっくりし((rbr「ｯ大先生!!!濡れたタオル持ってきてくれ!!!」
ぼけっと背もたれに体を預けモニターを眺めていた鬱は全力で開かれた扉に大きく肩を揺らした。だが状況を理解するとすぐに水道に向かう
ut「……そろそろ神とトントンに訴えなあかんのちゃう？」
rbr「……いや、汗かいてるってことは改善してるんかもしれん」
自分の普段座っている椅子にAをゆっくりと降ろす
未だにチカチカと焦点が合わないAは二人の声が微かにしか聞こえない
冷たいタオルを首に置き、ティシュじゃ到底追いつかない血を手ぬぐいを使って鼻の上あたりを抑えてやる。
ut「Aくんちょっと顎引こかぁ…横なったらあかんよ、血で息詰まってまう」
それでも重心が安定せずカクンと傾く体をロボロが半分抱きかかえるように支える
『ｯｸﾞﾌ…ｴﾌｯ……ロ、ぼろ……だいせんせｯ…』
あたまいたいよ、きもいわるいよっと目が訴えている
しまいにAの目からボロボロと涙が溢れて2人は心臓がギシリと痛む
ut「…大丈夫、大丈夫やからな、強いなぁAは、ええ子ええ子。」
rbr「せやぞぉ…なんも心配いらんからな、すぐ、止まるからな……」
そこから30分。ようやく血が止まって水を飲ませる
いっとき39°もあった熱は血が止まると同時に冷えていく
医務室のベッドに連れて行き、氷枕を出してもらってようやく横になれたAはスピスピと寝息をたてていた
普段の着物は洗濯して、黒のインナーとオレンジのTシャツを着たロボロ
Aも血で散々になっていた為、鬱のカッターシャツを羽織らせてる
zm「Aｯ!!!」
rbr「しーーｯ！今寝入ったとこやねん」
自分の任務をすっぽかして、大急ぎでゾムは医務室まで走った
フードは取れてナイフや銃は持ち込んだまま、よっぽど急いで来た事が誰の目からも伝わった
穏やかな顔で眠るAを見て、大きく息を吐いてズルズルとしゃがみ込んだ
( 「……よかったぁ…。」 )
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春千瑠 - 哀しいなぁ (2023年3月16日 13時) (
レス) @page50 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2022年12月17日 16時) (レス) @page50 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
グロウ(プロフ) - 更新，待ってますね。主様のペースで頑張ってください。 (2022年5月7日 23時) (レス) id: c8247b5933 (このIDを非表示/違反報告)
グロウ(プロフ) - 更新ありがとうございます，久しぶりに見に来たら更新されていて嬉しいです！ (2021年6月24日 23時) (レス) id: c8247b5933 (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - この夢主君は凄く純粋で、優しくて、人を○すのは悪い事なのかは分かりません。ただ法律で禁止されているから、人を○すのは狂ってるなんておかしいのかなって思いました。善意でやったことが人に恐れられて凄く辛いんだろうなとも勝手な想像をしてしまいました… (2021年5月22日 3時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
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