【wrwrd】敵最大の刺客 【男主】

32話 それは実は照れ屋な人 ページ32

✩*॰¨̮



そんな後悔をかき消すように
今自分に飛びついてきたこの子の笑顔が眩しくて









ut「うおっ…っと…どうしたんよAくん〜？」


不意打ちで飛び込まれて受け止めきれずに座りこんでしまう
中庭の芝生に着地したため痛くもないけど






『ｸﾊﾊｯだいせんせーやぁー…』



そう言って僕の身体に頭をぐりぐりと寄せる刺客くん

その行動は犬を連想させられる、うちの狂犬達みたいなのじゃなくて煩くない人懐っこい仔犬






sha「…大先生めっちゃ懐かれてんやん」


ut「せやろぉー？プロですわぁ〜…」






シャオロンが以外そうな顔でこちらを見る
うん俺もそう思う


sha「Aやんな？なんでそんな懐いとるん？懐く要素あった？」


そう俺の目の前にいるAを覗き込みながら聞く
ちょ、シャオちゃんその質問結構刺さるからやめて。








『だいせんせーはな、銃の隊長さんやねんで！んで友だちいっぱいおんねんで！すごいやろ！』









…そうシャオロンを見ながら、まるで自分のことのように目をキラキラさせて話すから









sha「はぁ？そんなん俺やって近距離部隊隊長や、し……って大先生」


『？だ、だいせんせー顔あっっっか!!』









ut「ｯ…ちょ、こっち見んといてｯ…」



咄嗟に腕で顔を隠す

シャオちゃんの唖然とした顔とAの珍しそうにこちらを見る視線が痛い









(『ありゃりゃ、だいせんせー照れてしもたんかー？』)


(「ﾌﾞﾌｯ写真撮ったろその顔w」)


(「いやこっち見んといてってｯ…写真もやめてｯ!!」)









…………

次のページは作者の描いた刺客くんイメージ図があります。
(雑です)


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