今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:410 hit
小|中|大
今日の君 1 ページ2
『まふくん!起きて起きて!』
ふわり。
甘いかおりが僕の鼻をくすぐった。
今日もまた来てくれたんだ。
そう思うと笑顔が溢れる。
好きで好きでたまらない。
「起きてるよ。」
『さっきまで寝てたでしょ〜?』
ぷくぅ。
可愛らしく膨らませる頰を軽く摘むと…
ほら。
また笑顔を向けてくれる。
「可愛いー。」
『そういうのはいりませーん!』
そういうと僕に背を向けてきた。
きっとこれはお別れの時間がきたのを知らせている。
「今日も仕事?」
『うーん。ごめんね。』
僕も入院する前は音楽の仕事をしていた。
今は…たまにって感じかな。
Aは幼稚園の先生をしている。
小さい時からの夢をAは叶えた。
「頑張ってね。」
『うん。ありがと‼』
少し悲しげな顔をするのは…
Aが甘えたい時の証拠。
「愛してるよ。」
そういうと幸せそうな笑みを浮かべた。
ほら今日もまた…幸せな1日。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←設定
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:noa | 作成日時:2017年5月18日 20時