美人系くのたまの裏の顔 ページ30
「Aちゃん止めないでねちょっと仕留めてくる」
「いやアカンってクナイ取り出さないで!!」
フーッ、フーッといきなり人格が豹変した先輩を抑え込み(体格の差の問題で私が片腕にひっついているだけだけど)、やめてと懇願する。
「先輩どうしたの!?」
「あそこにっ!宿敵がっ!いるのよっ!!!」
クナイが指した方向には今日の献立表を見ている鉢屋先輩と不破先輩がいた。鉢屋先輩はこっちを見て顔を青くしてgkbrしていた。不破先輩は献立表を見て迷っている。流石としか思えない。(不破先輩のみ)
「もしかして鉢屋先輩?」
「はぁぁああちぃぃいやぁぁああ... ...!!!」
「うわこれガチじゃん」
青筋を立てた風花先輩を引っ張って鉢屋先輩と距離を離れさせながら、近くにいたトモミちゃん達に助けを求める。
「これ何?」
「ああ、A知らなかったの?」
「トモミん知ってたの?」
「恒例じゃない風花先輩のアレ。... ...Aは周りを見なさすぎなのよ」
ソ、ソウダッタノカー!と驚いた。時代遅れ感ハンパない。
「え、じゃあじゃあじゃあじゃあさ」
「じゃあが多い」
「鉢屋先輩は何をしたの?スカート捲り?覗き?侵入?」
「今それを聞いてAの鉢屋先輩に対する扱いが酷いってことだけは分かったわ。確か... ...なんだったっけユキちゃん」
「私の聞いた話だと風花先輩の顔になって悪戯したって聞いたけれど」
「えー!おシゲは鉢屋先輩が風花先輩の好きな忍たまの顔になって告白した先輩をからかったって聞きました」
「何言ってるの、鉢屋先輩が久々知先輩に変装して落とし穴に騙して嵌めたって聞いたけれど」
「「あっそうこちゃん」」
くのたまが集まってきてああだのこうだの議論に熱が入ってきたところで話をまとめる。
「つまり鉢屋先輩は風花パイセンが大好きすぎてガキ大将になって嫌われたってこと?」
「それにしてはやってることが過激すぎましゅ... ...」
「おシゲちゃんにさんせーい... ...」
「違う!!誤解だっ!!!」
くのたまに白い目で見られている中、鉢屋先輩が白目になって叫んだ。鉢屋先輩が近づいてくる。風花先輩が即座に鉢屋先輩に攻撃を仕掛けた。
「許すまじ鉢屋〜!!」
「誤解って言っているだろこのメンヘラ女!」
「あ“あ”!!?」
とりあえずほっときなさい、とくのたまの誰かに言われたので、風花先輩が鉢屋先輩にサソリ固めをキメるところまで廊下の端っこで静かに待機していた私は偉いと思う。
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苺たると(プロフ) - 涙腺ゆるゆるにして見てました…。こういうネタ大好きなので嬉しいです!更新楽しみにしてます! (2020年6月29日 21時) (レス) id: 4ddd192ae6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこうどん(プロフ) - MadHatterさん» ありがとうございます!この小説を楽しみにしていただけたら幸いです!無理をせずゆっくり書いていきたいと思います! (2018年3月23日 18時) (レス) id: 4829cee081 (このIDを非表示/違反報告)
MadHatter(プロフ) - ボロボロ泣きながら拝読させて頂きました。続き楽しみにしております。無理だけはなさらないでください。 (2018年3月23日 2時) (レス) id: 17134202e7 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこうどん(プロフ) - ざわさん» ありがとうございます。3月以降から本格的に更新を再開したいと思います。今回は生存報告としての今の現状とお話をあげさせて頂きました。引き続き応援よろしくお願いします。 (2018年2月12日 23時) (レス) id: 4829cee081 (このIDを非表示/違反報告)
ざわ(プロフ) - ドキドキしながら一気読みしてしまいました! この作品大好きです!素敵な小説をありがとうございます。受験はもうラストスパートでしょうか?お勉強頑張ってください!このコメントが届いているかどうかわかりませんが、心から応援しています...! (2018年2月6日 23時) (レス) id: c9576dec0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かまぼこうどん | 作成日時:2017年7月3日 22時