43：ピンクの髪の青年 ページ43
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「口が痛い…」
タバスコを入れられたチーズグラタンのせいで、唇がやけに真っ赤。
まるで口紅を塗ったくらい真っ赤。
「(そうだ…。総悟は、あぁいう人だったんだ。)」
ため息を吐きながら、私はお手洗いから出る。
席に戻れば、総悟がストローを使ってジュースを飲んでいた。
ぼんやりとしている横顔は、黙っていれば普通にカッコ良いのになー。と見惚れるほど。
「…あぁ、やっと戻って来やしたか。」
不敵な笑顔を浮かべながら、またジュースを一口飲む総悟。
「(この人、顔だけは良いよなあ)」
そんなことを思いながら、私もジュースを飲んだ。
＊
総悟とファミレスで別れ、とぼとぼと帰宅。
スクールバッグが一つないだけで、こんなにも荷物が軽いんだ！と感動していた。
その時、ふと掴まれた肩。
「ねぇ君、ちょっと良いかな？」
後ろを振り返れば、どこかで見たことのあるピンクの髪の青年が立っていた。
足首まである長い学ランに、ピンクの三つ編み、ひょこひょことアホ毛が揺れている。
「あ、はい…？」
道案内かな？と不思議に思いながら、とりあえず青年の顔を見る。
「高杉晋助って人を探してるんだ。沖田総悟でも良いけど。
…どこにいるか知らない？」
ニコッと優しそうな笑顔を浮かべる青年。
「えっと…どこにいるかは知らないです…。」
ちょっと不安を覚えつつ、おずおずと言葉を返す。
私の言葉を聞いた直後、青年のアホ毛が垂れ下がった。
「うーん、そっか…。残念。
じゃあ伝言お願いしても良いかな？今度、お礼しに行くから。神威よりって。」
じゃあねー。と言いながら、青年は手を振った。
「(お礼？あの2人、神威さんに何かしてあげたのかな？)」
とりあえず、帰宅したら晋助に…メッセージで総悟に伝えなきゃ。
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クルルモンキー - クッ！敵わぬ！どうしても鼻血がッ！ (2018年7月24日 21時) (
レス) id: 5f81d4602a (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - narutokun0531さん» ありがとうございます！これからもっとドSっぷりを披露していきますね！ (2017年9月11日 1時) (レス) id: ceb1c5f540 (このIDを非表示/違反報告)
narutokun0531(プロフ) - すごく面白いです、総悟のドSっぷりがたまりませぬっっ！！ (2017年9月9日 0時) (レス) id: b0e0a6ed6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜月 | 作者ホームページ：https://twitter.com/sakura_duki3
作成日時：2017年9月3日 20時
