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プロローグ ページ1
とある高校の入学式。
舞台のカーテンの裏から覗いた新入生達は、緊張から少し強張った表情をしていた。
少しの懐かしさを感じるその様子は、私の緊張を掻き立てる。
『緊張する…怖……』
誰にともなく呟いた言葉は、分厚いカーテンに吸い込まれた。
「────では、先生方を紹介します」
ついに順番が回ってきた。
緊張と不安と少しの期待を抱えて人の流れるままに舞台上へと上がる。
私と同じようにまだ着なれないスーツを着た数名が、次々に自己紹介をする。
あっという間に私の番が来た。
『はじめまして、立花Aです！初めての教師でまだまだ何も分かりませんが、一生懸命頑張っていくので、よろしくお願いします！』
………決まったぁぁ、セーフ…
礼をして、最後にニコリと微笑み、一歩下がる。
失敗しなくて良かった……！
未だにドクドクと音を立てる心臓をそっと抑え、深く深呼吸した。
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姫さま2代目(プロフ) - 突然のコメントですみません。この作品はとても面白くて大好きです。もし良ければ、先生が高熱で倒れるというシチュエーションのお話を書いてもらえませんか？ (2019年12月5日 16時) (
レス) id: b829960b29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦 | 作成日時：2019年9月1日 21時
