二十三話 ページ26
一組目の訓練は凄まじいものだった
ももちゃんが講評してくれてるけど爆豪君のイライラと焦燥感が貯まってくのが手に取って解る
紅白頭の子の訓練の後なんて言葉で形容出来ないほど気持ちがご乱心しているみたいだった。
このままだと人を傷つけかねない
そんな事したら本当に敵になってしまう
敵っぽいのは顔だけにしろや。爆豪君
「ねえ、爆豪君！！ちょっとこっちにおいでよ」
「あ？」
爆豪君をみんなから見えない所に呼び出す
断じて言うが、決して告白とかじゃない
「まあまあ。そう怒らないでよ」
「なんだよ…チビ」
こめかみピクピクー！！！
こやつ、人を馬鹿にしよって
馬小屋にぶち込んでやろうか？
「私は優しいからそんな事しないけど
今、君を馬小屋にぶち込んでやりたい気持ちで一杯だよ」
「……ゴリラかよ」
「はあ…。今君が何を思ってるかは知らないけど、あんまり悩むなよ。君らしくない」
「チビのお前に何がわかるんだよ？」
チビとか関係ないと思う。
ちょっと頭に来たのでいっちょ爆豪君を懲らしめてやろう！！
私は爆豪君の手首を無理矢理掴み近くの壁に彼を押し付けてやった
所謂壁ドンだ。
「じゃあ聞くけど、こんなチビに壁ドンされてるのは誰かな？
チビを舐めると痛い目見るぞ」
そのまま彼の首筋に顔を近ずけ歯をたてる
いつもよりもワントーン高い呻き声が彼の喉から自然に漏れた
「ほら。今抵抗出来なかったでしょ？」
「私を見くびったのと同じで爆豪君は緑谷君も見くびりすぎたんだよ」
「……」
「彼の強さを素直に認めて君はその強さの上を行けばいい。
爆豪君ならもっと出来ると私は思ってるから
…だから今私に抵抗してみてよ」
最後にもう一度首筋に歯を立てた
次は抵抗出来るはずだよ、爆豪君。
早く本調子に戻りな
「チッ…」
彼は舌打ちをしながらも私の顔を引き剥がし
今度は私の首筋に歯を立てた
ちょっと待って聞いてない
抵抗するだけだと思ったんだけども…私！！
「んっ…。ほら出来たじゃん。その調子で頑張りな」
「うるせえ」
相変わらず彼の無愛想な口調は直らないみたいだ
でもまあ本調子に戻ってくれて良かった。
やけに静かな彼はどうも気味が悪いからね
続く
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カイセイ - いやぁ骨は折りたくないっすね、、、 (2022年1月31日 15時) (
レス) id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 一気読みしましたー！6日くらいで更新が止まってるのはまた取り上げられたのでしょうか？更新待ってます！ (2021年8月29日 11時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - みかんさん» 大丈夫ですよ！！意味不明な小説を一句一語見逃さずに読んでくださりありがとうございます！ (2019年1月12日 23時) (レス) id: f844d1cb58 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - エゴノキさん» 遅くなってすいません！！知的な小説（？）を目指しているので、そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ (2019年1月12日 23時) (レス) id: f844d1cb58 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あ、間違えました すいません気にしないで下さい (2018年12月6日 14時) (レス) id: f3f5551f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくここあ | 作成日時：2018年10月8日 19時
