十一話 ページ12
no side
個性把握テスト、第一種目は五十メートル走。
灰帥Aは今スタートを切ろうとしていた
『って、先生。私なんでぼっち走しなきゃいけないんですか！悲しいです！！』
「来るのが遅かったからだろうが。」
『あっ、ハイ。そりゃすいませんでした。』
そうは言って笑う彼女だったが不服そうな表情は隠しきれていない。
「早く始めろ」
『はーい。』
そう返事をすると共に彼女の周りがユラユラとしたオーラの様なもので覆われる。
黒と夕焼け色の髪は軽く揺れ、金色の瞳は宝石の様に光った。
周りが騒めき始める。
「四秒一二！！」
「おおー！早っ！なんだあいつの個性！！」
「爆豪より早いじゃん！！」
周りから驚きや賞賛の声があがるが当の本人はヘラヘラ笑っていて満更でもない様だ。
「なあ！お前の個性なんなんだよ？」
赤色のツンツン髮の少年が尋ねる
『私の個性？ふふ、灰帥さんは秘密主義者なので教えられません！』
風が強く吹き辺りの木々が揺れる。
彼女は金色の瞳を細め悪戯っ子の様に笑う
有無を言わせない空気が彼女の周りに漂った
『まあ、その内分かると思うからさ。仲良くやっていこうよ赤髪君。』
彼女は色素の薄い白い手を差し出す。
姿形は中学生や小学生だと間違われてもおかしくない程幼いものの、今の彼女の周りには酷く浮世離れした空気が漂っていた。
周りからは思わず息を呑む音が聞こえた
『え、なんで黙っちゃうの。
灰帥さんビビりすぎてお花積みに行きたくなっちゃうからやめてくださいな！！』
「おっ、おう。ごめん」
彼女を除く一部の生徒は思った。
あ、これこそが残念な美少女なんだな。と
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カイセイ - いやぁ骨は折りたくないっすね、、、 (2022年1月31日 15時) (
レス) id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 一気読みしましたー！6日くらいで更新が止まってるのはまた取り上げられたのでしょうか？更新待ってます！ (2021年8月29日 11時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - みかんさん» 大丈夫ですよ！！意味不明な小説を一句一語見逃さずに読んでくださりありがとうございます！ (2019年1月12日 23時) (レス) id: f844d1cb58 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - エゴノキさん» 遅くなってすいません！！知的な小説（？）を目指しているので、そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ (2019年1月12日 23時) (レス) id: f844d1cb58 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あ、間違えました すいません気にしないで下さい (2018年12月6日 14時) (レス) id: f3f5551f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくここあ | 作成日時：2018年10月8日 19時
