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次の日の朝、目が覚めると生理が来ていた。
無事PMSが終わった合図だ。
1日目を迎えると、昨日までの荒れていた気分はどこかへすっ飛んでいて、
その代わりに大きな反省がやってくる。
ここで冷静に戻れることはすごくありがたい。
仕事帰り、私は大量の食料を買い込んで帰宅した。
今日は忠義の帰りが遅いため、私が夕飯係。
･･･今日ばかりは私が夕飯係じゃなくても、作る予定だったんだけど。
カレー、鶏肉の塩焼き、サラダ。
忠義の大好物を作り、帰りを待つ。
＿＿＿＿ ガチャ
大「ただいまぁ」
「おかえり」
愛しの忠義が帰ってきた。
ちゃんと、謝らないと。
大「おぉ、うまそう」
「忠義、手洗ったら座って？」
大「おん、腹減ったわ〜」
洗面所で手を洗い戻ってきた忠義が私の向かいに座る。
大「食べて良い？」
「ん、ちょっと待って」
大「ん？」
「えっと、その。
･･･昨日はごめんなさい」
目をキラキラさせてカレーを見つめる忠義に謝る。
昨日のことは、いくらなんでもおかしすぎた。
すごくすごく反省している。
「昨日、本当にひどかった。
もう生理来て、今は落ち着いたから･･･ちゃんと謝らせて欲しくて」
大「･･･A」
「嫌われてもしょうがないくらい我が儘だったし意味分からなかったと思う。
なのに優しくしてくれて、本当にありがとう」
大「･･･こっちおいで、A」
忠義が腕を大きく広げる。
私は吸い寄せられるように忠義の胸の中に収まった。
温かい忠義の手のひらが、優しく私の頭を撫で、抱き締めてくれる。
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作者名：樹凛
| 作成日時：2021年4月30日 16時
