仲直りマニュアル。【緑】 (ページ2)

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ケース①嫉妬ページ2

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【ケース①】

大「なんでなん！？もうほんま意味分かれへん」

「付き合ってからこの約束は守ってってずっと言ってるよね？
仕事上行かなくちゃ行けないんだって」

大「やからってなんでそんな気合い入れてるん？」

「いつも通りだよ！」

大「ちゃう！いつもはそんな睫毛くるんってなってないわ！」

大きな口をこれでもかと開けてわめく忠義。

どうして忠義がこんなにわめいてるかというと、

私がお仕事の打ち合わせで、男の人と二人でカフェに行かなければならないから。

これはお仕事の関係上仕方のないことだし、付き合った当初から"これだけは許してね"と了承を得ているはずなのに

何度も同じケンカが起こってしまう。

大「それになんでギリギリまで黙ってたん？
やましいことがあるからやろ？」

「違う！
忠義に言ったらこういう風にケンカになっちゃうじゃん。
ケンカしたくなかったから言えなかったの」

大「そんなん結果論やんか」

「だって実際こうやってケンカになってるじゃん」

大「あーもう」

忠義は寝起きすぐのぴょんぴょん跳ねた髪の毛をわしゃわしゃとかきむしる。

･･･ケンカは確かにイライラするものだけど、

私からすれば少し嬉しくも感じる。

付き合ってから2年も経ってるのに、まだこんなことで怒ってくれるんだ、

愛されてるんだ、って実感できるから。

いや、なんかメンヘラみたいだな。

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