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掴まれている腕が熱い。
「…どうしたの?」
冷静を装って、村上くんに問う。
村「っや…そういえば連絡先聞いてなかったなぁ思て」
「あ…」
村「教えてや、連絡先」
「っもちろん」
わたしは急いで携帯を取り出して、QRコードを村上くんに差し出した。
携帯の画面に《村上信五》という名前とともに、
サッカーをしている村上くんのアイコンが現れる。
村「っし、ありがとう!」
「うん、こちらこそ」
村「まぁまた喋ろや」
「…うん!」
村「えっと…
…ほなら!また!」
村上くんは少しモゴモゴした後、
襟足をかきながら向こうの輪の中へ溶け込んでいった。
呆然とすることしかできない。
村上くんの姿が見えなくなった瞬間、みっちゃんとよーこに取り囲まれた。
み「A…?今の何…?」
よ「そんな村上くんと仲良かったっけ…?」
「えーと…」
み「抜け駆けだったら許さないよ?」
よ「あんた彼氏いるでしょ、何言ってんの。
…でもA、事情は聞かせてね?」
この二人からは逃れられない。
「実は…」
さっき起こったことを話し終えた途端
"村上最高"と二人から冷やかされたことは言うまでもない。
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樹凛(プロフ) - やんさん» コメントありがとうございます。本当にモチベーションに繋がるので感謝しかないです(;;)村上さん話また描く予定ですのでこれからもよろしくお願いします! (2021年1月9日 2時) (レス) id: 1075a57e8f (このIDを非表示/違反報告)
やん(プロフ) - 今回もすごくキュンキュンしました!また村上くんのお話お願いします!いつも楽しみにしています!よろしくお願いします! (2021年1月8日 22時) (レス) id: 251f0f2ecb (このIDを非表示/違反報告)
樹凛(プロフ) - やんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!応援よろしくお願いします^^ (2020年11月9日 11時) (レス) id: 1075a57e8f (このIDを非表示/違反報告)
やん(プロフ) - 前回の作品、おもしろかったです!今回も楽しみにしています! (2020年11月8日 18時) (レス) id: 251f0f2ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:樹凛 | 作成日時:2020年11月8日 13時