ダ イ エ ッ ト 大 作 戦 。((紫))

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母「いってらっしゃい、早く帰ってくるのよ〜」




無事、成人式を終えて家で着替えてから、

同窓会へと向かう。




成人式では案の定誰にも気づかれなかった。


この姿があの頃の私だと思う人は誰もいない。




中学時代の友達で未だに遊んでいる子は二人しかいないため、その子たちと写真を撮って、式に参加してからすぐに帰ってきた。

悩みに悩んで選んだ大柄のお花が描かれた紫色の振袖は一瞬でその役目を終えた。


早く脱ぎたくてたまらなかった。
お腹の締め付けられ具合がどうも私に合わない。




振袖から同窓会用に用意したパープルのパーティードレスに着替えて、家を飛び出す。





ドキドキとワクワクと緊張が入り交じっていて、気持ち悪い、

だけど楽しい。






みんなどんな反応をしてくれるだろう。





目を丸くして驚いてくれるかな。

まず私のこと覚えてくれてるだろうか。




･･････可愛いって持てはやされるかな。






そんなことを考えていると自然と口角が上がっていた。


ダメダメ、これで結局反応なかったら辛いだけじゃん。





複雑な感情を抱きながら、私は同窓会会場に向かった。








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