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横「なんやねん、俺らめっちゃ気合うやん」
「･･･だね」
ふわっと春の風が吹く。
温かい風が私たちをぬるっと包んで、
心地いい気分にさせてくれる。
あまりにも気持ちが良くて、空を見上げると
文句の付け所がないぐらいの綺麗な青空が広がっていた。
幸せ。
ふっと侯隆さんの方に顔を向けると、私をまっすぐに見ていた。
･･･前髪に桜の花びらをつけながら。
「っぷふ、笑」
思わず吹き出す。
なんかアクセサリーみたいになってて、可愛い。
今の風で桜の花びらが飛んできたのかな。
横「なっ、なんで笑ってるん」
「ふふ、ついてるの」
私は椅子から立ち上がって侯隆さんの前へ向かう。
少し屈んで、侯隆さんの前髪に触れるとそこが一瞬で熱を帯びた。
少しドキドキしながら桜の花びらを取って、侯隆さんに見せる。
「ほら、桜」
そう言ってから気づいた。
顔の距離が近い。
目の前には、顔を赤く染めてぽけっとしている
美しくて整った侯隆さんの顔がある。
だめ、心臓バックバク。
急いで席に戻ろうとすると、桜の花びらを持っている右手をパシッと掴まれた。
「っえ」
横「なぁ、Aさん」
横「･･･俺、Aさんのこと好きやわ。」
侯隆さんのその言葉に
ホロッと
一瞬で涙があふれた。
侯隆さんを見ると、
顔を真っ赤にしながらも私の方をしっかり見てくれている。
「侯隆さん･･･」
横「付き合ってくれませんか。」
胸がぎゅっと握られる感覚。
こんな幸せなことあっていいのかな。
「侯隆さん、私も好きです･･･っ」
感情が溢れて言葉になった。
お互い顔を真っ赤にしながら微笑み合う。
弟と妹の結婚式の隅っこで
兄と姉である私たちも愛を誓った。
Fin.
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樹凛(プロフ) - 音さん» ご指摘ありがとうございます、、！すぐに治してきます（ ; ; ）本作品も最後まで読んでいただきありがとうございます。次作もよろしくお願いします^^ (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 1075a57e8f (このIDを非表示/違反報告)
音 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語一気に読んじゃいました。 物語は完結してしまいましたが...。 その後の2人が気になります。 (2020年10月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22.のここの部分 寝ぼけなまこのまま近づく。 これ正しくは寝ぼけまなこのまま近づく。ではないんでしょうか？ (2020年10月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
樹凛(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます。本当だ、誤字してる、、ご指摘ありがとうございます、すぐに治します(;;) (2020年8月3日 0時) (レス) id: 1075a57e8f (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして、横山さんの本名ですが侯隆です、お節介かもしれませんが気になってしまって… (2020年8月2日 23時) (レス) id: 64180e0027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹凛
| 作成日時：2020年7月30日 11時
