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一向に起きない横山さんを抱えて、タクシーへ乗り込む。
さっき徹さんから聞いた住所を告げると、10分ほどでそこに着いた。
「よーこーやーまーさん！」
耳元で大きな声を出しても
横「んー･･･」
と唸られるだけで、たいした返事は返ってこない。
本当にどうしよう。
とりあえずマンションのエントランスに入って、そこにあったソファに横山さんを下ろす。
本当は投げたいぐらい重いよ？？？
「ねぇ、横山さん。
おうち！着きましたよ！」
思いっきり揺さぶって耳元でそう言うと、少し我に返ったみたいで。
横「んぇっ･･･あれ･･･」
「起きました？
横山さん、部屋まで送っていくんでとりあえずお家入りましょう？」
横「･･･Aさん･･･？
･･･すんません･･･」
「ほら大丈夫ですから！
はい、行きましょうっ」
とにかく週刊誌に撮られるのが怖くて、寝ぼけなまこの横山さんを急かす。
少し歩けるようになった横山さんの肩を支えながら、エレベーターで9階へ上がり
横山さんの部屋に入る。
･･･今 私アイドルの部屋に入ってる･･･
やば。
そんな浮ついた気持ちを抱えながら
靴を脱いでフラフラと部屋の中に入っていく横山さんの後ろ姿を玄関で見送る。
「じゃあ横山さん、私帰りますねー？」
横「っぇえ、ちょっと待ってぇ」
「え？」
横「もっかい、飲みなおそ〜や〜･･･」
「何言ってるんですかぁ、笑
横山さんフラフラですよ」
横「俺ん家やから、無敵やっ」
「そういう問題じゃなくてー」
横山さんはまた部屋の奥から玄関へフラフラと戻ってきて、
私の腕をつかんで中へと引っ張っていく。
「っちょ･･･！」
私は慌てて靴を脱いで、横山さんについて行った。
･･･マジ？
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樹凛(プロフ) - 音さん» ご指摘ありがとうございます、、！すぐに治してきます（ ; ; ）本作品も最後まで読んでいただきありがとうございます。次作もよろしくお願いします^^ (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 1075a57e8f (このIDを非表示/違反報告)
音 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語一気に読んじゃいました。 物語は完結してしまいましたが...。 その後の2人が気になります。 (2020年10月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22.のここの部分 寝ぼけなまこのまま近づく。 これ正しくは寝ぼけまなこのまま近づく。ではないんでしょうか？ (2020年10月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
樹凛(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます。本当だ、誤字してる、、ご指摘ありがとうございます、すぐに治します(;;) (2020年8月3日 0時) (レス) id: 1075a57e8f (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - はじめまして、横山さんの本名ですが侯隆です、お節介かもしれませんが気になってしまって… (2020年8月2日 23時) (レス) id: 64180e0027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹凛
| 作成日時：2020年7月30日 11時
