第37話 視線 ページ38
その日の朝、Aはいつも通りに仕事へと向かっていた
いつもと変わらない街並み、毎日同じ時間に家を出るのですれ違う人々の顔ぶれもほとんど変わらない
しかし、この日は少し様子が違っていた
すれ違う人々からは視線を感じ、コーヒーショップやコンビニの店員もいつもなら何かしら声を掛けてくるのに業務的な会話のみでAの顔をチラチラと見ていた
『(私、何か変なのかな？)』
ショーウィンドウに映る自分の姿を確認するが特に変な所は無い
顔に何か付いているのかもと手鏡を取り出して見るがいつもと何も変わらない顔が映っているだけだった
様子が違っていたのは街の人々だけではなかった
先生達からも生徒達からも視線を感じる
『リカバリーガール…今日の私、どこか変な所ありますか？』
リカバリーガール「うーん、いつもと変わらないと思うけどね。急にどうしたんだい？」
『なんか視線を感じる気がして…自意識過剰なだけですかね？』
リカバリーガール「Aちゃんは美人だからいつも誰かしらが見てるよ。あんたは気付いてないと思うけど」
『そう…なんですか！？』
リカバリーガール「あんなに見られてて気付かない方が難しいさね」
リカバリーガールはいつもと変わらないと言っていたが、やはり視線を感じる
廊下を歩いていると職員室付近でミッドナイトを見つけたので駆け寄った
『ミッドナイト先生！ちょっとお聞きしたい事があるんですけど…』
ミッドナイト「あ、Aちゃん！丁度良かった。私もあなたに聞きたい事があるの。ちょっと来て」
そう言われて職員室のミッドナイトのデスクへ連れて行かれた
『私、どこか変ですか？見られている気がして…』
ミッドナイト「どこも変じゃないわ。いつもと同じよ。だけど…原因はコレでしょうね」
そう言って引き出しから1冊の雑誌を取り出し、あるページを開いてAに差し出した
そこにはファットガムが女性と道端で抱き合っている写真が載っていた
相手の女性には黒い目線が入っていたが見覚えがあった
『あれ…？これ…私！？』
ミッドナイト「やっぱりAちゃんよね！？いつの間にこんな事になってたのよ？私に話してくれても良かったじゃない！水くさいわ〜」
『違います！これは誤解です！』
見出しには“ファットガム熱愛！お相手は某有名ヒーロー育成高校美人看護教諭A”とあった
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さくら(プロフ) - エワビさん、とても嬉しいお言葉をありがとうございます！ (2021年8月27日 22時) (
レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すっごいすこでした (2021年8月27日 16時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、こちらこそ読んでくださって本当にありがとうございます。妄想のままに書いているし、稚拙な文章で大変恐縮ですがこれからもよろしくお願いします。 (2021年6月2日 0時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
sumeshi(プロフ) - 更新してくださりありがとうございます！そして、素敵なお話を作ってくださり、ありがとうございます！このお話が好き過ぎて何度も読み返してます！これからも楽しみにしてます(^-^) (2021年6月1日 23時) (レス) id: 6aab4e78fc (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、はじめまして。毎日楽しみにしてくださってありがとうございます。先程最新話を投稿致しましたので良かったらご覧ください。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年5月5日 2時
