第30話 使ってはいけない ページ31
リカバリーガール「あんたがいたら絶対に個性で治していたろ？私が出張でいない間に緑谷の腕も個性で治した事は知ってるよ。“ゴッドハンド”はもう絶対に使ってはいけない。個性を使わなくてもその若さでゴッドハンドと呼ばれる程の技術を身に付けたんだから…あんたが治療して私が治癒する…それで良いんだよ」
『…はい』
リカバリーガール「イレイザーはさすがに一気に治癒してやれないからしばらくこのままさね。それと明日は臨時休校になったよ。Aちゃんの事は休ませるように根津から言われてるから好きにしなさいな。それじゃあ私は失礼するよ」
リカバリーガールが出て行った後、ベッド横の椅子に座って固定された相澤の腕に両手でそっと触れ、痛々しい姿を見て涙を流した
どれくらいの時間が経った頃だろうか
いつの間にかAは相澤の側で腕に触れたまま祈るような格好で眠っていた
朝日がカーテンの隙間から差し込み、その眩しさで相澤は目を覚ますと同時にAがいる事に驚いた
相澤「(なんでここに…！？)」
体を起こそうと試みたが思うように動かせなかった為、すぐに諦めた
その数分後、Aが目を覚ました
『あれ…？寝ちゃってた…相澤先生は…？』
相澤の方を見ると包帯の隙間から覗く目と目が合った
『相澤先生！大丈夫ですか！？』
相澤「…大丈夫だ」
『良かった…』
Aは安心したのか、また涙を流した
相澤「いつからここに？」
『昨日の夜からです。先生方から連絡を貰って関西から急いで戻ってきました』
相澤「…迎えに行こうと思ってたけど行けなかったな。すまない…」
『そんな事言ってる場合じゃないです！私の方こそ相澤先生を元通りに治してあげられなくてごめんなさい…』
突然、病室の扉が勢いよく開いた
マイク「Goodmorning！イレイザー！！」
『マイク先生！』
相澤「朝からやかましいな。ここ病院だぞ」
マイク「Aちゃんもいたのか！って泣いてんじゃん…もしかしてお取り込み中だった？」
『いえ…そんな事は…』
相澤「何の用だ」
マイク「せっかくお見舞いに来てやったのにひでーな。午後にリカバリーガールが治癒に来るってよ。んで終わったら退院！YEAHHHHH！」
相澤「そうか」
『(良かった…もう退院できるんだ)』
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さくら(プロフ) - エワビさん、とても嬉しいお言葉をありがとうございます！ (2021年8月27日 22時) (
レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すっごいすこでした (2021年8月27日 16時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、こちらこそ読んでくださって本当にありがとうございます。妄想のままに書いているし、稚拙な文章で大変恐縮ですがこれからもよろしくお願いします。 (2021年6月2日 0時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
sumeshi(プロフ) - 更新してくださりありがとうございます！そして、素敵なお話を作ってくださり、ありがとうございます！このお話が好き過ぎて何度も読み返してます！これからも楽しみにしてます(^-^) (2021年6月1日 23時) (レス) id: 6aab4e78fc (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、はじめまして。毎日楽しみにしてくださってありがとうございます。先程最新話を投稿致しましたので良かったらご覧ください。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年5月5日 2時
