第29話 襲撃 ページ30
出張最終日、Aは再び警察署へ赴き捜査協力を始めた
昼休憩時にスマホを見たが相澤からの連絡は無い
自分から連絡してみようか、自分が思う相手からの連絡は中々来ないなと考えている内に捜査員に呼ばれてしまい、仕事へ戻った
休憩室のロッカーの扉を閉める瞬間、メールの着信音が聞こえた気がしたが確認する事はしなかった
時間が経過し、最終日の仕事を終えたAは荷物を纏め、警察署の署員に挨拶をして駅へと向かった
新幹線を待っている間、ホームの椅子に腰を下ろしてスマホを取り出す
見ると何十件もの着信があった
最後にかかってきていたミッドナイトの番号に慌てて折り返す
ミッドナイト「Aちゃん？」
『すみません、たくさんお電話いただいてたのに出られなくて…』
ミッドナイト「あのね、落ち着いて聞いて欲しいんだけど…今日、USJが敵に襲撃されてオールマイト、13号、イレイザーヘッドの3人が…」
『え…？』
ミッドナイトはUSJで起きた事を話した
あまりにも衝撃的な内容だったのでAは言葉を失った
ミッドナイト「Aちゃん大丈夫？聞いてるる？」
『…ごめんなさい。新幹線が来たのでまた…』
そう言って電話を切り、新幹線に乗った
車内でも考えるのは相澤の事ばかり
焦っていても到着するのは約2時間半後だ
少しでも気持ちを落ち着かせる為に着信履歴やメールを確認する事にした
“何時に駅に着きますか？”
何とも彼らしいたった一言だけ、Aが休憩から仕事に戻るその時に相澤からメールが届いていたのだった
『(相澤先生…もしかして迎えに来てくれようとしてたの…？私が淋しいって言ったから…？)』
一刻も早く自分の目で相澤の無事を確認したくなった
2時間半後、駅に到着したAはすぐにタクシーで相澤のいる病院へ向かった
病院に到着した頃にはもう22時を回っていた
相澤の病室へ急ぎ、小さく扉をノックして中へ入る
顔と腕にぐるぐると包帯を巻かれてベッドへ横たわる相澤とその傍らにはリカバリーガールがいた
『リカバリーガール…相澤先生は…？』
リカバリーガール「両腕粉砕骨折に顔面骨折、眼窩底骨が粉々で目に後遺症が残る可能性があるらしい。手術は終わって今は寝ているだけだよ」
『私がいれば元通りに治せていたのに…』
リカバリーガール「いや、あんたがいなくて良かったよ」
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さくら(プロフ) - エワビさん、とても嬉しいお言葉をありがとうございます！ (2021年8月27日 22時) (
レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すっごいすこでした (2021年8月27日 16時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、こちらこそ読んでくださって本当にありがとうございます。妄想のままに書いているし、稚拙な文章で大変恐縮ですがこれからもよろしくお願いします。 (2021年6月2日 0時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
sumeshi(プロフ) - 更新してくださりありがとうございます！そして、素敵なお話を作ってくださり、ありがとうございます！このお話が好き過ぎて何度も読み返してます！これからも楽しみにしてます(^-^) (2021年6月1日 23時) (レス) id: 6aab4e78fc (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、はじめまして。毎日楽しみにしてくださってありがとうございます。先程最新話を投稿致しましたので良かったらご覧ください。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年5月5日 2時
