第21話 もう一人のライバル ページ22
相澤が轟と話をしている頃、Aは校長室にいた
根津「A先生、来てもらって申し訳ないね」
『いえ、何か御用でしょうか？』
根津「先日君に頼まれていた海外の医学書や薬学書が、たった今手に入ったから早く渡したくて呼んだのさ！」
『どうもありがとうございます』
根津「思う存分役立てて欲しいのさ！あの段ボールごと持って行くといいよ」
根津が指差した先に大きめの段ボールが1つ置いてあった
『本当にありがとうございました。では失礼します』
段ボールを持って校長室を後にし、保健室へ向かうが、本が何冊も入っている為非常に重い
『(こういう時に限って周りに誰もいないんだよね…それにしても重すぎる)』
どうしても足元がふらふらしてしまう
持ち直そうとした時、段ボールがふわりと浮いた
『わぁ！？』
爆豪「保健室までだろ？持ってやる」
いつの間にか爆豪勝己が隣に立っていて段ボールを持っていた
『あ、ありがとう。重くない？』
爆豪「軽いわ」
『爆豪くん力持ちなんだね』
爆豪「こんなん誰でも余裕だろ」
保健室に到着して早速棚に本を並べると爆豪がそれも手伝った
『本の整理まで手伝ってくれてありがとう』
爆豪「ついでだからな」
『あ、爆豪くんにこれあげる』
小さな冷蔵庫から缶のココアを取り出して爆豪へ渡した
『お礼だよ〜』
爆豪「甘ェやつか…ま、貰っとくわ」
爆豪はカシュっと蓋を開け、一気に飲み干した
爆豪「やっぱり甘ぇ」
『苦手だった？ごめんね』
爆豪「別に…んじゃ俺行くわ」
『手伝ってくれてありがとね』
爆豪は扉の前で立ち止まり、Aに背を向けたまま口を開いた
爆豪『相澤先生と付き合ってんのか？』
『え！？』
爆豪「たまたま見かけた」
『(爆豪くんにも見られてたのね…)そっか…』
爆豪「まぁ相手が誰だろうとぶっ飛ばす」
『え？それってどういう意味…』
爆豪「じゃあな」
扉を勢いよく開けて爆豪は出て行った
『爆豪くんもしかして相澤先生の事…私、ぶっ飛ばされちゃうの…？』
爆豪は教室の前で寝ていた相澤を見つけ、呟いた
爆豪「俺はあんたにも誰にも負けねー。いつかぶっ飛ばす」
そう言い放ち、教室へ入って行った
相澤「(爆豪もか…)」
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さくら(プロフ) - エワビさん、とても嬉しいお言葉をありがとうございます！ (2021年8月27日 22時) (
レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すっごいすこでした (2021年8月27日 16時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、こちらこそ読んでくださって本当にありがとうございます。妄想のままに書いているし、稚拙な文章で大変恐縮ですがこれからもよろしくお願いします。 (2021年6月2日 0時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
sumeshi(プロフ) - 更新してくださりありがとうございます！そして、素敵なお話を作ってくださり、ありがとうございます！このお話が好き過ぎて何度も読み返してます！これからも楽しみにしてます(^-^) (2021年6月1日 23時) (レス) id: 6aab4e78fc (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - sumeshiさん» sumeshiさん、はじめまして。毎日楽しみにしてくださってありがとうございます。先程最新話を投稿致しましたので良かったらご覧ください。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年5月5日 2時
