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vingt-huit side 拓弥 ページ29

見つけたバーの扉を開けると







入口付近に座ってる女と目が合った。









ほんのりと頬を赤く染めて色っぽい。









グラス持つ手に光る薬指のそれ。









へぇ、人妻かよ







と思いながら









カウンターの一番奥に座る









店の雰囲気はまあ、悪くは無い。








席に着くとマスターが「これどうぞ」






とカレーうどん。






うどんにカレーなんて邪道すぎだろ







とか思ったけど今日はなんもろくに食べてなかったから






「いただきます。」





と手を合わせ食べ始めた。









「うまっ」




思わず零れた一言。








A「バーでカレーうどんなんて、面白いですよね。でもすごく美味しい」






ふふふっ





と笑う女。







初めに見た時とは打って変わって







幼い顔。








女の声には答えず







マスターに


あの女にキールを







とだけ伝えた。

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作者名:6推し | 作成日時:2018年11月8日 13時

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