quatorze side晃一 ページ15
キーンコーンカーンコーン
「やばいあかん、間に合わへんっ」
祐基「吉野先生またギリギリですか〜ってかもう間に合ってねえよ笑」
「うるさいわアホ、お前にだけは言われとーないっ」
祐基「俺は1分前に着いたもんっ」
「1分も大して変わらんわ、って、はよ行かなHRの時間やないかい」
祐基「あ、ほんとだ!もう、晃一のせいだよ!」
祐基の声は無視して学級日誌を手に取り教室へ向かう。
教員になって3年。
今年から担任を持たせてもらって2-4の学級と
何クラスかの現文の授業を受け持ってる。
念願の夢だったし、
生徒と仲良くなるって所では
先週の俺の誕生日に
クラスの子達がお祝いしてくれたんや
ほんま嬉しかったなあ。
祐基は大学で同じ教育学部にいて
1年の学祭一緒に出し物やってから
ずっとこんな感じで
気づいたら同じ高校で教員をやっていた。
ちなみに2-5の担任であり
毎日俺と遅刻の勝負をしている。
勝敗はほぼ互角。
きっとAに言ったらアホだって言われると思う。
そいやあ、あいつ元気にしとるんかな〜?
これはLINEせなあかん。思ったら即行動や
『お前今日夜空いてるか〜?』
それだけ打って俺は教室へとダッシュした
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作者名:6推し | 作成日時:2018年11月8日 13時