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sideA
トイレに行くついでに、こっそり向こうの席を見た。
目が合ったその瞬間、あの人だって確信した。
私が好きで好きで仕方がなかった人。
心がかき乱される。
個室に入って、呼吸を整える。
鏡に向かって暗示をかける。
「大丈夫、大丈夫、私はno.1。もう弱い私じゃない。誰よりも強い私でいないといけない。」
化粧を直しててつやさんたちのとこに戻る。
A「お待たせしましたー!」
視線を感じた気がしたけど、私は無視した。
て「おかえりー!玲奈ちゃんいなくて僕寂しくて死にそうだったよお」
A「てつやさんにそんなに好きになってもらえて、とっても嬉しいなあ…飲みすぎてない?大丈夫?」
て「大丈夫、今日はもっと飲む!玲奈ちゃん次は何あけよっか!お金の心配ならしなくていいから!」
A「じゃあ…」
そんな調子で2時間くらい楽しく飲んで、最後に連絡先をとしみつさんとしばゆーさんとてつやさんと交換した。
て「玲奈ちゃん!楽しかった!また来るね、マホっちゃんにもよろしく!」
A「私もとっても楽しかった!今日はありがとうございました!」
そう言って、東海オンエア御一行は帰っていった。
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作者名:はるか | 作成日時:2020年11月29日 1時