今日:38 hit、昨日:0 hit、合計:65,416 hit
小|中|大
49. ページ49
side虫眼鏡
あの日、僕は彼女に告白しようとしていた。
公園に着いて言おうとしているうちに彼女から東京に行くと聞かされ、気が動転してしまった。
混乱のあまりひどいことをたくさん言ってしまったことはずっと後悔していた。
Aがどんな子なのかを桜ちゃんに探りを入れたら、僕の知らないことがたくさんあることを知った。
彼女のお父さんは借金まみれで返済のために彼女がキャバクラで働き始めたこと。
大学に通いながら働いていたこと。
生活費の節約と妹を守るために東京に来たこと。
僕は何も知らずにあのクリスマスに、彼女に逃げてると言ってしまった。
彼女は僕のことを許してくれないだろう。
謝りたいと思って、お店まで行った。
だけど、拒絶されてしまった。
これが現実だ。
ワガママだけど、彼女に僕が思っていることを全て伝えたい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
79人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はるか | 作成日時:2020年11月29日 1時