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sideA


て「ジャジャーン!俺の絶賛片思い中のお相手の一条玲奈ちゃんです!」



A「お邪魔します。友人の結婚式でたまたま、てつやさんとりょうさんにお会いして、連れてきていただきました。」



平静を装って、挨拶をする。



と「玲奈ちゃん、久しぶり。まさか、こんな汚い場所に来るとは思わなかった…」



A「としみつさん、お久しぶりです。今日は撮影、見学させていただきますね」



彼は一瞬驚いた顔をした後、眉間に皺を寄せて険しい顔をしている。



虫「とりあえず、撮影始めよ」




彼は私に言葉をかけることなく、冷たい声でそう言った。



し「えー玲奈ちゃんともっと話してから、撮影したいよお」


り「撮影終わった後に玲奈ちゃんと話せばいいじゃん、とりあえず先に撮っちゃおう!」


そう言って、りょうさんが宥める。



撮影を遠巻きに見てると、やっぱり面白くて彼らはすごい人たちなんだなあと実感した。



撮影している時の彼はまるで、私の知っている太紀くんではなくて、驚いた。



撮影が終わって、みんなで雑談をしていると



と「玲奈ちゃんが愛知で暮らしたことがあるなんてびっくりした、高校はどこだったの?」



やばい、本当のことを言うと岡崎にいたことも虫眼鏡さんと同級生なこともバレる。




A「一宮だよ」



とっさに友達が通っていた高校の名前を言って誤魔化す。



て「そういえば、帰りの新幹線は何時なん?」



A「7時半かな」



て「なら、送ってくよ!」



すると、急に虫眼鏡さんが立ち上がった。



虫「てつや、お前は編集終わってないからダメだ。僕が送っていく」

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作者名:はるか | 作成日時:2020年11月29日 1時

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