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sideA


て「玲奈ちゃん、なんで愛知出身って教えてくれなかったのー?地元トークできたのにー」



A「言うタイミングがなくて…笑」



て「まあ、今日で玲奈ちゃんと俺の共通点が一つ増えたことだし良いとするか!」



ごめんなさい、てつやさん、あなたに嘘をつきました。



あなたに過去を掘り下げられるのが怖くて言えませんでした。





結婚式が終わって、帰ろうとしていると



て「玲奈ちゃんは今日中に東京に帰るの?」


A「うん。今日は出勤しないけど、名古屋に知り合いいないし、帰るかな」


て「んーそれならさ、俺たちの仕事少し見ていかない?仕事してるとこ見たら、俺のかっこよさとかわかっちゃうかもしれないし!」


A「え?」


て「いいよね?りょう?」


り「玲奈ちゃんなら、俺は別にいいと思うけど?」


て「なら、決定!スタジオおいでよ!今日、この後一本だけ撮る予定なんだ」



あの人がいるかもしれない…



断らないと…



でも、あの人に会いたい自分もいて



感情がごちゃごちゃになって、自分でもどうしていいかわからない。



てつやさんとりょうさんは当然来るものだと思って話を進めている。



どうしよう。



考えがまとまらないまま、私の口をついて出たのは意外な言葉だった。



A「ぜひ、見学させてください」

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作者名:はるか | 作成日時:2020年11月29日 1時

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