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27. ページ27
sideA
私は基本的にお店の定休日の日曜日以外は
毎日、同伴してオーラスで働いてアフターに行くという毎日送っている。
日曜も太客様からゴルフとかのお誘いを受けたら、行くようにしていてなんだかんだ休めない。
だけど、今日は珍しく友達の結婚式の予定が入っている。
夜の仕事を始めてから、段々と学生時代の友達とは疎遠になってしまった私の数える程しかいない中学の友達の1人の真央の結婚式
そして、今、私は新幹線に乗って名古屋に向かっている。
父親の仕事の関係で中高時代は愛知で過ごした。
真央とは高校が別々だったから、虫眼鏡さんが結婚式に出席することはない。
だけど、久々に愛知に足を踏み入れるってだけで
あの頃の記憶が蘇りそうになって
心が締め付けられる。
「大丈夫だよ、私。あの人に会うわけないんだから。」
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作者名:はるか | 作成日時:2020年11月29日 1時