26. ページ26
sideA
てつやさんとはそこそこ仲良くすることができていて、お店に来なくても電話したりするようになった。
この間もお店に来て欲しい?って言われたけど、来なくてもてつやさんとお話したいなって思ってしまう。
休憩室でタバコを吸っていると桜が話しかけてきた。
桜「最近、玲奈、ピリピリしてないよねぇ、なんかあった?」
A「別にー何もないよー売上がいいからかなあ」
桜「もしかして、てつやさん関連??」
A「そ、そんなわけないじゃん!」
桜「その反応はそうだなあ!玲奈ちゃんに隠し事されて悲しいよ笑 でも、あの玲奈がお客様といい感じになるなんて珍しいね」
A「別にいい感じなんじゃなくて、仲良いだけだよ。愚痴とか聞いてもらってるだけ」
桜「ふーん、まあ、私は玲奈が幸せになれるならなんでもいいけどね」
A「ありがとう笑」
照れて本人には言えないけど、桜は本当に大切な存在。
まだ水商売始めてすぐの頃の私に私より少し早く入った桜は本当に優しくしてくれた。
ミスしてもカバーしてくれて、他の女の子と揉めた時は守ってくれた。
みんな売上を出したくてお互いライバルのこの世界で、桜はライバルだけど最高の友達だ。
79人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はるか | 作成日時:2020年11月29日 1時