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sideA
A「東京生まれですよー」
虫「じゃあ、ずっと東京に住んでるの?」
A「そうですよー地方に住んでみたいと思いますけどねー虫眼鏡さんはずっと愛知ですか?」
小さい嘘をついた。
高校の時、愛知にいたなんて言えない。
この嘘の意味は
昔の私はもういないってことをわかってもらうため。
虫眼鏡「僕はずっと愛知だよー玲奈ちゃんはいつからこの仕事してるの?」
A「18です!高校卒業してすぐですね!」
虫眼鏡「じゃあ、大学行ったりとか就職はしなかったんだね」
A「そうですね!ずっと夜一本です!」
また、嘘をついた。
大学は卒業した。
だけど、私の人生はCherishで働いている今が全てだから。
虫「そっか…」
彼はそう言って少し、寂しそうな顔をした。
A「もうすぐワンセット経ちますけど、どうされますか?」
虫「編集とかしたいし、帰ろうかな。とっても楽しかったよ、ありがとう」
A「また、いらしてくださいね。」
そう言って、彼は帰っていった。
もう2度と会わないであろう。
さよなら
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作者名:はるか | 作成日時:2020年11月29日 1時