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大橋side
正直に状態を話してくれてからの謙杜は、もうそれはそれは可愛くて。
ひっつき虫みたいに俺からずっと離れへんし、レッスン着はもう涙でびちゃびちゃやけど気にならん！
駄々こねたと思ったら眠ってしまった謙杜を抱えながら、LINEでのサイレント会議に参加する。とりあえず俺は謙杜を病院に連れてかなあかんけど、みんなで行く必要もないよなぁって話して、結局家が近い丈くんと二人で連れてくことになった。
みんなを駅で降ろしてから、正月にもやっている大学病院まで行く間も、謙杜は全く起きんくて。でも、熱上がっとるんかな、どんどんあったかなってる気がする。
「なぁ丈くん。謙杜、熱い。」
「熱あるんはさっきからやろ？上がってる感じ？」
「うん。俺が汗かきそうやわ。」
「あらー…間に合うとええけどな。」
明後日からのコンサート。なんとか支えなあかんな。
.
病院に着いて、謙杜をおぶったまま人気のない救急受付を通る。さすがに起きたみたいやけど、さっきみたいに駄々こねたりはしてない。てか、病院着いたってわかっとるんかな？
「あ、すいませんこんな正月から…よろしくお願いします。」
「いえいえ、お気になさらず。えっとー……とりあえず熱測りましょうかね。」
「へ……ぇ、びょーいんや…」
やっぱりまだ病院だとはわかってなかったみたいで。思わず丈くんと顔を見合わせて苦笑しちゃったけど、また泣き出しそうな謙杜を慌ててあやす。なんや、もう息子みたいやな。
「そやで〜痛いの楽にしてもらおな〜。怖ないで？」
「謙杜、横になろか。しんどいやろ？」
「…っ、ふたりのばか…っ」
「「えぇ…」」
弱々しくへらず口を叩く謙杜だけど、さすがに病院まで来て泣くことはなくてちょっと安心した。しんどいんか
大人しく丈くんに従ってベッドに横になって、体温計を挟む謙杜。その間に違うお医者さんが来て膝の状態も診始めてくれた。…救急ってすげぇ。
「うん、お怪我の方は少し捻っただけなので、もう少し冷やしていれば大丈夫ですよ。念のため、後で体調良くなったらレントゲン撮りましょうかね。」
「よかった…ありがとうございます。ほら、謙杜、お礼言って？」
「ん…ありがと、ございます…」
この丈くんと謙杜のやりとり、完全に親子。
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柚羽(プロフ) - 雨音さん» めちゃくちゃ嬉しい感想をありがとうございます…！！なにわさんの空気感が大好きなので、少しでも小説の中で書けていたら嬉しいなと思っていました。超絶気まぐれ更新な作品ですが、これからもどうぞよろしくお願いします…！ (7月27日 23時) (
レス) id: ed89232a82 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 長尾くんの可愛らしさとメンバー全員の優しさが尊すぎて、全話泣きながら読ませていただきました（情緒不安定）😭病系見た事なかったのですが、主様のこのお話は大好きです(*^^*)続きも楽しみに読ませていただきます！！ (7月26日 23時) (レス) @page42 id: 9d08cd299b (このIDを非表示/違反報告)
けんけん(プロフ) - 柚羽さん» あああ出てきました！すみませんわざわざありがとうございます😭💦 (2022年9月13日 20時) (レス) id: 52d52245cf (このIDを非表示/違反報告)
柚羽(プロフ) - けんけんさん» えっ、ほんとですか！？鍵垢なので@yuzuha_815で調べていただき、「@yuzuha_815さんを表示」とすると出てくるはずです…！ただわかりにくいので、一時的に鍵開けることにします笑 (2022年9月13日 19時) (レス) @page43 id: 9997f70d34 (このIDを非表示/違反報告)
けんけん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！Twitter垢なんですが、検索しても出てきません😭 (2022年9月13日 18時) (レス) @page43 id: 52d52245cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚羽 | 作成日時：2022年6月20日 5時
